我が家には三台の大根おろしマシーンがいる。
1台目:ももえる
力と時間の感覚がないももえるが、ありったけの時間をつぎ込んで、のんびりのんびり大根をおろす。
おろしている間の暇つぶしにひたすら歌っている。
大根おろしに音楽を聞かせてゆっくり作るため、まろやかでおいしい大根おろしができる。
ただし、大根半分に1時間40分かかるという極悪性能のため、夕飯にはほぼ間に合わない。
2台目:ちゃえる
力はあるが飽きっぽいちゃえるが、気の向くまま下ろす。
まぁおいしいし、そこまで時間はかからないのだが、量が定まらない。
飽きたらそこで終了してしまうという、迷惑な欠陥機能を持つ。
3台目:くろえる
力はあるが滅多にスイッチが入らない。
大根を下ろすくらいなら、大根おろしなんて要らないとか言いやがる料理人泣かせの扱いの難しいマシーン。
ハンディ―ミキサーで一気に作る場合もあるため、ハイスピードで出来上がるが、たらたら流れてくる文句を聞き流す寛大さがないと使えない。
どれも一長一短なマシーンたち。
1台でいいからハイスペックなマシーンが欲しいっ!
ちゃえる@5歳
ママと一緒に寝起きしている。
毎朝、目覚ましが鳴ってしばらくぼーっとして、
頭に血が廻ったころにちゃえるを起こすのが日課。
「ちゃえるー、朝だよ」
むくっ!!!
目覚めたと同時に笑顔満面。
私の膝の上にやってきてモフモフしている。
相変わらず犬っぽい。
今日は寝起きが良くて期限が良いらしい。
こんな日は全体の2割くらい。
「ちゃえるー、起きてー」
むくっ!
・・・ばたっ
「こらー、寝るな―――っ。
ほら抱っこしてあげるから起きて!」
「・・・・・。」
ベッドから飛びついてきて、一瞬抱っこして下ろす。
そのままてくてくトイレへ行って、出た頃には目覚めてる。
こんな日は全体の4割くらい。
「ちゃえるー、おきてー。朝よー。」
「まだ眠い・・・」
「おきてってばーーー。ママが先にトイレ行っちゃうよー?」
「いいよ・・・zzz」
「ほら、ママトイレ行っちゃったよ。どうするのー?起きる?」
「ん・・・。」
のそのそ起き出してトイレに向かう。
笑顔ゼロ。顔は寝ぼけているけど、一応起きるおりこうさん。
こんな日は全体の2割くらい。
「ちゃえるー、起きてー。おーい、ちゃえるってばー。あーさーだーよーーー!」
「・・・・・・・・
何で起きなきゃいけないの
?」
「え?朝だから。」
「まだ夜
!zzzzz」
「えーー、もう朝だから。あーさーーー。ほら明るいよ。」
「なんで起こすのー
?」
「え?だって朝だもん。」
「まだ眠いのに・・・。ママは・・・なんとかで、どーのこーの・・・
」
「はいはい、トイレ行きますよー。」
強制連行。
こんな日は、起きても些細なことで拗ねたりと面倒くさい。
こんな日は、全体の2割くらい。
早く寝て、元気に起きてくれるとママもうれしいんだけどなー。
ちゃえる@年長。
ひらがな覚える気がない。
数字は好きだが、ひらがなは嫌いだという。
カタカナに至っては彼の世界にはまだない。
ももえるのやっていたこどもちゃれんじがあるから、
それをやらせればいいと思っていた。
が・・・親が動き出さない・・・ということに気づくのに半年ほどかかった。
(ダメ親ですみません。忙しいんです・・・。)
そもそも、ももえるの時は毎月届いても対応に苦慮していたのに、
自発的に月に1回、取っておいてある箱から出してきて、
まったく興味のないちゃえるに勉強させるなんて、私がするわけなかった。
周囲の子は公文に英会話にと色々通っているのに・・・
そんな折、ママ友(職業:保育士)の言葉がぐっさり
「お兄ちゃんにかかりっきりで、下の子に手を掛けなきゃいけない時に、かけなかったのがいけなかったんだよねー。」
彼女は勉強について言っていた訳ではないのだけど、急にぐっさり刺さってしまった私。
このままではいかーん!
私もちゃえるを放置しすぎたかもしれないっ。
そして、勢いでこどもちゃれんじに入会。
ほぼ全部家にあるし、ちゃえるも遊んでいたんだけど。
やっぱり、「ちゃえる様」と書いてワンセット届くと全然違う。
「お勉強するーーーーっ!」
超ウキウキしながら、お勉強してた。
ももえるは、年少でひらがな覚えてたから、自力でやっていたけど、
ちゃえるは、ひらがな読めないのですべて説明してやらないといけない。
すごく面倒くさい・・・
「手を掛けなきゃいけない時に、かけてこなかった」から仕方がない。
ざっくり心を抉られつつ、ドリルに取り組む。
しかし・・・8月号では既にカタカナの書き順がテーマで・・・。
8月号頑張っても、ひらがな読めるようにならないのが痛恨。
ももえる@4年。
1、2年のころは、宿題が楽しくて学童でさっさと終わらせて、更にはドリルまでやってのけていた優等生ももえる。
4年になった今・・・
見事なまでのくそ野郎に退化した。
今年は、旅行に行くために宿題ができる期間が少ない。
だから、早めにやっておこう。
自由研究も夏休み前にやっておいていいし、
間違ってもドリルとか漢字練習とか、学校の宿題を残してくるな
・・・と言い置いてあった。
そして、夏休みに入って、一緒に予定表を作った。
印刷もして、毎日自分で立てた計画通りに(できれば前倒しで)宿題進めることを確認した。
なのに、なのに・・・いつまで経っても宿題の山。
ぜーんぜん、まったく、ちっともやってこない。
学童では遊んでた。
家にいる日は漫画読んでたとか言いやがる。
はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~?
終わらないと旅行に連れて行かないって言ってんでしょ~~~~~~~~~~~~。
お前ひとりで家で宿題やっているつもりかよっ。
怒りのあまり、私のイライラもヒートアップ。
だんだん口が悪くなり、とうとう口から出てしまった「くそ野郎」。
あのね・・・
約束を守れない(納期を守れない)人間って最低なんだよ。
そんな人間は誰からも信用されないし、社会に出ても通用しないからね。
なんて話をしても、その時は神妙にしているものの、翌日には全消去されたかのように、真っ白な宿題。
いらいらいらいら。
たったこれだけの宿題くらい、とっとと終わらせろっ!!
あまりにもイライラして疲れるので、
多分旅行は今年が最後。
ももえるのバカ。
ちゃえる@5歳。
今夏、坊主に挑戦した。
「嫌なんだよなー。
保育園で『禿坊主』って言われるんだよ。」
まぁ・・・事実そのまんまだけどなーw
怒る要素ゼロ・・・と大人は思うが、繊細な子供心はそうではないらしい。
じっくり話を聞いてみると、
からかわれるように「禿坊主」って言われるのが頭にくるらしい。
A君はもうリミット間際。次に言ったらもう話しない。
B君はまだちょっとしか言ってこないからまだいい。
・・・ってな具合。
こないだA君のママは、
「うちのAもちゃえる君と同じ髪型にしたいと言うんだけど、頭の形が悪くて~」
って言ってたけどなぁ。
羨ましいのか、なんなのか。
まぁ、先生に一言相談しておくかなぁ。
禿坊主大好きなくせに、禿坊主と言われるとムカつく禿坊主。
ちゃえる@5歳。
今夏、坊主に挑戦した。
長くなってきたので二度目に刈った時のこと。
何やら聞こえてきたので耳を澄ましていると・・・。
「かみさま、かみさま。
僕の髪の毛がもう伸びませんように。」
ん?
伸びますようにじゃなくて、伸びませんように?
ずっと坊主でいたいってこと?
つーか、それ神様にお願いしなくても、好きなだけ刈ってあげるけど。
かわいいお願いが終わったのでちゃえるに話を聞いてみる。
坊主だとみんなが撫でてくれるのがうれしい。
伸びてくるとあんまり撫でてもらえないからつまらないんだって。
相変わらず犬っぽくて、かわいいやつ。
そーか、そーか、なでてやるぞーーー。
ごろごろぐりぐりこちょこちょ。
なでる方も、なでられる方も気持ちいい。
Win-Winの関係。
ももえる@小4。
今年はママが町内会の子供会の班長をやっている。
そして、班長の子供には色々な特典がある。
①盆踊りのポスターを描くと、商品としてデラックス花火セットがもらえる
②盆踊りの店番をやると、お祭りで使える金券250円分がもらえる
さらに、ももえるは囃子連にも入っているので別の出番もある。
③盆踊りで和太鼓を叩くと、300円のお小遣い&食事がもらえる
盆踊りに向けて、親はものすごーーーく大変だが、
子供は1日550円の荒稼ぎができてしまうのだ。
それぞれ年齢制限や条件があるが、ももえるの場合はすべてクリアしているので、1日550円。
盆踊り2日間で1100円。
お小遣いが400円なのに、たった2日で3か月分ほどのお小遣いを手に入れられてしまう。
しかも!
③は食事つきなので、家からのお小遣いは全部自分の懐へ・・・。
私なんかは、自分だけでも十分忙しいのに、ももえるを時間通りに指定の場所へ、「自分で」行けるようにしなければならないということで、ストレスMAX。
久しぶりに脳が破裂しそうになって、タイムスケジュールを作る羽目に。
そんな大混乱も乗り越え、祭りが始まってみればマイペースにスケジュールをこなしてゆくももえる。
そして、大金をGETし、祭りを堪能。
図解しておいたおかげなのか、何なのか。
大きなトラブルもなく、さらりとこなしていた。
成長したなぁ~。しみじみ。
で、その荒稼ぎしたお金は、ヨーヨーにつぎ込まれたみたいだけどね。。。
もうちょっと成長すればいいのに。しみじみ。
憧れの年長組になったものの、
憧れの年長さんには程遠い状況のちゃえる。
太鼓もソーラン節もできないまま、1週間前から猛特訓。
さぁどうなる!!!
夏祭り前日は、町内会の盆踊り。
母は屋台の店番のためバタバタ。
そんな状態でも練習させる父、くろえる。
盆踊りの前に練習し、
夏祭り当日も朝から練習。
まぁまぁ・・・それなりに・・・難しいことはできないにしても・・・形にはなったような気はする・・・
あとは、自信を持って頑張るしかない。
ちゃえるを膝に乗せる。
「この1週間頑張って練習したね。
とっても上手になったよ。
だから、お友達の真似したりせずに、自信もってやっておいで!」
「わかった!!!」
不安でたまらない・・・。
だが、不安は電線してしまうし、
ちゃえるが不安になったら、練習の成果もパーだ。
「間違ってもいいから、自分の思う通りに、一生懸命やればいいからね!!!」
そして迎えた本番。
まずは太鼓。
それなりにちゃんと叩いて最後まで行けた。
よかったーーーーーーーーーーっ。
相手の子にも迷惑かけずに済んだと思う。
感涙。
次にソーラン節。
家ではヘロヘロだったのに、力いっぱい踊っていた。
振りもちゃんと覚えていたし、元気いっぱいだったのが嬉しい。
こっちも何とかクリア。
よかったーーーーーーーーーーーーーっ。
感涙。
えぇ、そうですとも。
過去にないくらい、私泣きっぱなしでしたわよ。
馬鹿な子ほどかわいいというけど、
可愛いちゃえるだから更にかわいい。
はーーーー。
でも、お願い。
ママもパパも忙しいので、保育園のことは保育園で完結させてきてください。。。
夏祭り終了後
「上手だったねー。がんばったねー。」
「うん!もう練習しなくていいんだよね!!!
はぁ、よかったー。
もう練習しなくてよくて。」
次は運動会があるよ・・・(ФωФ)フフフ・・・
ちゃえる@年長
保育園の夏祭りで年長は「ソーラン節」と「和太鼓」を披露する。
春から練習に取り組んでいたのは知っている。
先生からは
「ちゃえるくん、大分上手になりましたよ~。
ちょっとできてないところもありますけど~、これから毎日練習していくので~」
というプラスなお言葉を頂いていたので安心していた。
が・・・本番が近くなるにつれて、お友達から聞こえてくる声。
「ちゃえるくん、太鼓全然叩けないよ。」
「ちゃえるくん、待っている時もお尻が落ちちゃってダメなんだよ。」
あれもこれもできないという声ばかり。
ヤバそうなんですけど・・・。
先生に聞いてみると・・・
「んー、頑張っているんですけどねぇ~。
前の子に釣られちゃってわかんなくなっちゃうみたいで~~」
和太鼓は二人向かい合って叩くのだが、前の子に釣られちゃうと左右がずれて分からなくなってしまうということだった。
家に帰り、こんな時の為にとっておいたサランラップの芯を2本渡す。
「ちゃえる。ちょっと太鼓やってみて。」
「1・2・3・4・5・6・ソーレ」
軽快に始まるのに、あっという間にゴニャゴニャして終わる。。。
全くちっともさっぱり覚えてないようだった。
お友達につられて間違う以前に、全然覚えてない。
お前、何カ月も保育園で何をやっとったんじゃーーーーっ。
特訓開始して気づいたのだが・・・。
ちゃえるは、「ドン」と口では言っていても、「ドン」のタイミングで太鼓を叩くということが分かっていなかった。
初歩の初歩から始まる特訓。
本番まで1週間。
うそでしょーーーーというレベルに私の顔も引きつる。
保育園で楽譜の写真を撮らせてもらって毎日家でも練習。
家で気づいたことを先生にも伝えて保育園でも特訓してもらった。
が・・・
なんつーの?
やっぱり、私や先生じゃダメなんだよね。
甘えちゃって。
そこで、親父くろえる登場。
雷ドカーン。
叱られ怒鳴られ、仕舞には泣いても許されずに練習漬け。
そして、その頃・・・
実はソーラン節もできていないという話をお友達から聞く。
だって・・・だって・・・
先生は「太鼓は、ちょっと興味がないんですかねー」って言ってたじゃん。
なんでソーランまでできないのよっ!
家で、Youtubeからソーラン節の動画を探す。
振付が似ているのを見つけ出し、
「ちゃえる・・・踊ってみて。」
元気に踊りだすものの・・・腰をしっかり落とせずヨタヨタ。
振りも覚えきっていない。
お前・・・保育園で毎日毎日何をしているんだ・・・本当に。
保育園のことは保育園で完結して来いっ!!
ももえるに特訓したことはなかったが、本番ではシレっとやってのけていたし、そんなものだと思っていた。
が、どうやらそうではない子もいるらしく・・・。
私が夕飯作っている間、Youtubeに合わせてエンドレスソーラン。
ソーラン節に疲れると、太鼓の練習。
太鼓が嫌になると、ソーラン節。
時々ももえるが教えてくれ、パパや私が夜な夜な特訓するという日々。
がんばれ、ちゃえる!
どうなる、夏祭り!
半年に一度ほど参加している子供イベントに、子供二人を連れて行った。
高校生、大学生、社会人のお兄さんやお姉さんが遊んでくれる。
しかーし、
今まで、私の膝の上には誰かがいた。
思い返すと、抱っこ紐でちゃえる、膝の上にももえるなんて時代もあった。
今回・・・
突然、膝の上が空っぽになった。
ちゃえるが、お兄さんの隣に陣取り「ママは来なくていい!」と言ったのだ。
「いい加減ママっ子卒業してくれよ」と思ってはいたが、
その日は意外とあっけなくやってきた。
今までは、ちゃえるを膝に乗せて工作したり、歌ったり、ゲームをしたりしていたが、
ちゃえるに拒否されてしまうと、お兄さんお姉さんがいるので親の出る幕なし。
すっごい楽w
そして、すっごい暇www
そして、そして、ちょっとだけ寂しい。
なんか、ある日突然、今までの「当然」が当然じゃなくなる日が来るんだなーと思うと、
今のうちにたっぷりイチャイチャしておかないとという気分になった。
でも、暑いから秋になったら・・・なんてね。