そんなわけで、足しげく病院に通っているももえる。
すっかり病院にも慣れ、成長のほどを見せつけている。


待合室でのこと。
「もうすぐももえるちゃんの番?」
「そうだよ。ももえるちゃんって呼ばれたら、はいってお返事しようね~」
なんて会話をしていると、「ももえるさん、診察室にどうぞ」とアナウンス。


手をあげて「はいっ!」とお返事をするももえる。

一斉に待合室に漏れるギャラリーからの「かわい~~~」の声w

その声を背に、スタスタと一人で診察室に。
診察室のドアを力いっぱい「どかーん!」という音をさせながら開け(ひぃぃぃ~~~!)、意気揚々と入って行った。

慌てて荷物を持って追いかけると、椅子によじ登ろうと苦戦中。

苦笑いしながら座らせてやる。


聴診器も上手にあててもらって、
次はお口の中のチェック。


「がんばるもん!?」と気合を入れつつ、お口をあーん。
ヘラが入ると同時に閉じる。

おいおい。


「ももえるちゃん、お口開けて?あーん!」
あーんの声と同時に口を開ける。でもすぐ閉まる。


あれれ?
本人は頑張っているようだが、なぜか閉じてしまう。


先生も椅子から降りて覗き込んだりしながら見てくれて、何とかOKをもらう。

やっとやっとだったのに、本人はいたって満足そう。
「がんばったね!ももえるちゃんがんばったね!」
「がんばったね。」ととりあえず褒めてはみたものの、
心中は(がんばったんだ・・・?ま、まぁ・・・それなりに、がんばってたかな・・・。)ってなもん。



説明を聞いている間、ワクワクといたずらをしては怒られていたが、
診察後は「ありがとー」とお礼を言い、シールをもらってニコニコと帰ってきたももえるだった。