お弁当の感想を聞くのが日課になっている我が家。
当初は、メールで感想を送ってもらっていたのだが、
最近くろえるはネット環境にいないらしいので口頭で聞くことにしている。


前日と同じメニューでも必ず聞く。
ある意味うっとおしいことこの上ないイベントなのはわかっているが、
お弁当を作る私にとってみればかなり重要なファクターなのである。


なぜお弁当の感想を聞くかと言えば、
「どうせ作るなら楽しくおいしく食べて欲しい」という気持ちがあるからなのだが、
「あたしのやる気を起こさせるため」という意味合いも濃い。


私はちゃんと評価してもらえないとやる気がなくなっていく体質なので、

くろえるの感想という評価がなければやる気を維持できないのだ。
タダでさえ、朝起きるのが大の苦手な私が、毎朝お弁当を作るためには、それなりのエネルギーがないと無理なのだ。
まぁ、ぶっちゃけ、「ほめて ∪o・ェ・o∪きゅ~ん♪」という感じ(^▽^;)



そんなくろえるの感想。
「きんぴらが味濃くてよかった。ご飯が進んだ。
サラダはちょっと味薄かったな。
ネギの入った卵焼きすげーうまかったー。
からあげサイコー」
とまぁ、こんな感じである。


あたしが丹精こめて作ったおかずよりも、冷凍のから揚げのポイントが高いのが気になるところだが、まぁいい(-"-;)



お弁当の感想からも分かるようにくろえるはから揚げが大好物だ。

一緒にスーパーへ行くと、必ず冷凍食品売り場で「から揚げ買おう~~~♪」と言い、
「4割引以下じゃないと買わない」と言うと、4割引きのから揚げを見つけては目を輝かせるのだ。


しかし、私は知っている。
今までの感想のデータベースから、くろえるの気に入りのから揚げメーカーがあるということを・・・。
そのため、ニコニコしながらから揚げを持ってくるくろえるに冷たく言い放つ。
「それ、多分あんた好きじゃないよ。」
「それも、おいしくないって言ってたよ。」


お弁当にから揚げが入らない日が続き、業を煮やしたくろえるが、
私の制止を聞かず、から揚げを買い物カゴに投入してきた。
ちなみに、から揚げの在庫が切れてから揚げを入れなかったのではなく、

単にあたしが飽きたから入れなかっただけなのだが・・・。

あまりに強固にから揚げを入れるのでそのまま入れてあげておいた。
一応の忠告はしたのだ。値段のラインもクリアしている。本人が食べたいというなら止めることもないだろう。。。



そして、後日くろえるの要望どおりそのから揚げをお弁当に入れてあげた。
その日の感想。
「今日のお弁当物足りなかった・・・。
から揚げまずかった。」


予想以上にしょげている。
大好きなから揚げがまずかったダメージはことのほか大きかったようだ(^▽^;)


「やっぱり~?まぁ、自分で買ったんだからしょうがないよねー。まだまだたくさんあるけど・・・。」
あたしが事前にくろえるの好みのから揚げではないことを教えたのに、それでも買ったのはくろえるなので仕方がない。
これに懲りて節度を持ってから揚げを買ってくれるようになればそれでいい。
これも勉強だ。

そう思ったのだ。


しかし、それに対するくろえるの回答は予想だにしなかったものだった。
「そっかー(´・ω・`)ションボリ
じゃぁ、しょうがない。
明日のお弁当で全部食べちゃおうぜ、( ̄▽ ̄)V いぇーぃ!」



作戦か!?( ̄□ ̄;)ギョッ!?