前編はこちら
つらつら書き出した不満事項一覧をプリントアウトし、式場へ向かう・・・。
くろえるにばしっと言ってくれるように頼んでみたが、
嫌がられたため、自分で言う決意を固める。
よしっ!
「デキル女モード」でビシッと冷静に行くわよっ!
頭の中でシミュレーションを繰り広げ、式場へ向かった。
式場についてしばらく待っていると、担当のプランナーさんと上司と思わしき男の人がやってきた。
上司と言っても若い。
しかも、イケメン・・・。
いくら相手がイケメンでもうっとりしている場合ではない。
名刺を見ると「支配人」と書いてある。
中間管理職みたいなのが出てきてお話にならないという事態は避けられそうだ。
相手にとって不足はない!!!
!!!!!!!!戦闘開始!!!!!!!!
最初が肝心とばかりに、口火を切る。
そして、最初に今日の趣旨を伝えようと話し始めた途端・・・
あろうことか・・・
泣いてしまった・・・il||li _| ̄|○ il||l
おいおいおいおい・・・まてまてまてまて・・・・
なんであたし泣いてんの???(T-T )( T-T)おろおろ
泣きにきたんじゃないってば。冷静に大人の話するんだってば。
落ち着けあたし!
しかし、一向に涙は止まらない・・・・・・・。
未だかつてこんなことがあっただろうか・・・。
まわりも驚いただろうが、自分も驚いた・・・il||li _| ̄|○ il||l
声にならなくなり、くろえるに「任せた」とバトンタッチ。
くろえるの顔には
「なんで泣いてんの~ヾ( ̄o ̄;)オイオイ、まじで~?おれ~?」
と書いてあったが、
泣き出してしまったものはしょうがないと諦めたらしく、
3秒後には涼しい顔をして、私の話の続きを話し始めた。
彼特有の人当たりの良さを発揮しつつも、的確に冷静に言葉を重ねてゆくくろえる。
私の書いた不満一覧を順番に、しかも原稿を読むわけでもなく自分の言葉で説明してゆく。
くろえるの話を聞きながら、さらに涙が止まらなくなる私。
なんで泣いているのか自分でもわからない・・・
唯一つ言えることは、「デキル女」なんて程遠い、
恐ろしいほどのダメダメモードから脱出できなくなっているということ・・・
(できることなら、みんなの脳みそから消去したい・・・il||li _| ̄|○ il||l)
上司もプランナーさんも真剣な面持ちで聞いてくれていた。
私の不満事項は大きく分けて3つ
1.前のプランナーさんが連絡もなく突然退職し、代理の人すらつけてもらえなかったなど、組織に対する不信(→こちら
)
2.持込料など、話がどんどん変わってゆくという金銭面での不安(→こちら
)
3.「決まりですから」で終わってしまうなど、個々の対応に対する不満
一つ一つをとれば、「仕方ない」とか「ボランティアじゃないんだし当たり前」とも思える小さなことだったが、
この半年で積もり積もった不信感は大きな不満と不安として私の心を圧迫していた。
ひとつひとつの出来事を通して思ったことをありのままに伝え、
その原因と解決策や今後の対応策について話し合った。
不信感の原因となった事項は、
支配人さんにとっても寝耳に水な、明らかに式場側の不備と言える出来事から、
私たちの誤解まで色々混ざっていたが、
ちょっとした不信感が次の不信感を生むという、
『負のスパイラル』に入っていたという認識を共有することができた。
1時間半にもわたり真摯に対応してくれ、私の気も済んだころ、
支配人さんがこう締めくくった。
「私たちにできることは、
『色々あったけどここで式を挙げてよかった』と言ってもらえるようにすることです。
まだ1ヶ月半あります。
準備をするには十分な時間です。
これから前を向いて頑張りましょう。
私たちにもできるだけのことはさせてもらいます!」
なんだかうれしくて、ほっとして、また泣いた。
泣きすぎて頭が痛かったけど、まだ泣いた。
そして、そこからこの支配人さんの行動は早かった。
「では、早速フラワーの打ち合わせのやり直しをしませんか?時間ありますか?」
「は、はい・・・」
「では、少々お待ちください。」
席を立つ。
しばらく後、うれしそうに戻ってきて言った。
「直接フラワー部門に行って、ご意向をお話してきました。
色々な提案のできるフローリストに来てもらうようにしましたので!」
口だけじゃないと言わんばかりのすごい行動力・・・。
確かに、しばらくしてやってきたフローリストさんは、
ほのぼのした雰囲気ながらも、プラスアルファの提案をしてくれ、
不信も不安も不満もなく打ち合わせを終えることができた。
前回のフラワーの打ち合わせでは何をいっても「それはちょっと・・・」と言われたのに、
なるべく融通をきかせてくれるようにしてくれた。
はるばる話をしに行っただけのことはあった。
泣きすぎで頭は痛かったが、
自分の中でどろどろにたまっていたものを解決に導くことができたため、気分はすっきりしていた。
そして、くろえるがきちんと対応してくれたことが何よりもうれしかった。
「別に、このままでいいじゃん。」と言っていたにも関わらず、
自分の言葉で私の気持ちを代弁くれたことがとてもうれしかった。
LOVE★⌒ヾ( ̄〓 ̄ヾ)
・・・・・な気持ち満載の帰宅途中、
私の幸せ気分は、
後頭部におもいっきり引っ掛けられた2発のでっかいくしゃみとともに、吹き飛んでいくことになる。
「∵ゞ(>д<)ハックシュン!☆≡(*≧ε≦*)/))へぶしっ!!」
「・・・(-_-メ;)
あんたねー、いい加減にしなさいよっ!!!」
「だって、出ちゃったんだもん・・・(´・ω・`)」
「だからって、あたしにかけることないでしょ!!!
ホント最低!!このどあほっ!!!(▼皿▼#) 」
決して株を上げたままにしない男、くろえる。
自分の行動にまでオチをつけなくてもいいのに。
なにはともあれ、マイナスのスパイラルからは脱出できた。
あと53日!一緒にがんばっていけると思う!(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
応援してくださったみなさんのおかげで、半年間にわたってためてた不満を解消することができました。
きっと、きもちよく当日を迎えられると思います。
ありがとうございました。なんとお礼を言ってよいのやら・・・。
ふつつかものですが、
これからもよろしくお願いします ペコリ(o_ _)o))
私が言うのもなんですが、
式場側の対応で悩んでいる方は、話し合いの場を持たれることをお勧めします。
できれば、旦那様連れて行ったほうがいいです・・・。
そして、不満事項一覧とハンドタオルを持参するが良いと思います・・・(赤面)