小さい頃、風呂敷をかぶってはお姫様ごっこしてた。
憧れのウェディングベール。



うちの式場は衣装は持ち込み不可のくせに、ベールとグローブは買取で持ち込みも可だった。
衣装のレンタルに入ってくるのかと思ってたので想定外の出費に慄く私。



そのころ、うちの母は「娘の結婚式に何かせねば!」と遠い田舎で騒いでいた。


「なにしてくれるの?」と聞く私に、「なんか作りたい!」という。


うちの母は、とんでもなく手先が器用な人で、編み物の棒と毛糸を渡しておけば1週間もかからずセーターを編み上げるというツワモノだ。
その他もろもろなんでも良く作ってた。
ちゃんと伝承されなかったことが悔やまれる。



それはさておき、母の出番を探して悩んでいたところ、この二つがぴったりリンクした!



「母にベールを作ってもらおう!」



ネットで検索して調べるとそんなに難しくなさそうだ。
これなら初心者でも作れるに違いない。
(しかも、買うよりとんでもなく節約できそう・・・)



と言うわけで、母に打診。
母は「楽しそう!」と大喜びだった。



しかーし、肝心のドレスが決まらなければベール作りは始まらない。
私の苦悩はそこから数ヶ月続いたのだが、先日やっとドレスを決めた。
そして、小物合わせもして、ベールの長さやデザインも決めた。



材料を買い込み母に送る。

やれやれ。

一仕事終えた・・・とほっとした。




そして、ほっとしてたところ、当日の自分を想像して一気に泣きそうになってしまった。




だって、だって、想像してみて・・・
チャペルへの入場のシーン。





母に作ってもらったベールを身にまとい、父の腕につかまり、嫁いで行くのだ・・・。





考えただけでも感動的・・・。泣ける・・・( ┰_┰)




知らず知らずのうちに、こんな粋なセッティングをしてしまっていた自分の才能が怖い。



が!!!



当日うっかり泣いてしまったら・・・

化粧がはげる・・・

ベールをあげたとたん、崩れたメイクでコンニチハ・・・

新郎逃げ出す・・・



そんなオチはいやだぁぁ~~~il||li _| ̄|○ il||l




ヤバイ
自分の性格も考えず、なんてうかつな案を出してしまったのだろう・・・。
~~~~~((((((ノ゜⊿゜)ノあぁ



今日から、涙腺の筋肉を鍛えねば!鍛えねば!鍛えねば!
・・・どうやって!?
バタ ヾ(≧∇≦)〃ヾ(≧∇≦)〃バタ


そして、苦悩は続く。

と言っても、悩んでもどうにもならないことだから、

ハッピーなことしか考えないようにして歩くようにしたい。




何はともあれ、これもまた出来上がりが楽しみだ。