結婚式場の巫女というのは、バイトのくせに、
「司会進行」から「三々九度」や「舞」等の結びに関わる重要な儀式を執り行い、
更には式の間の花嫁さんの介添までやってしまうという、
本物でないことが申し訳なくなるくらい大活躍な仕事である。



というわけで、私に結ばれたカップルは数知れず。
今も仲良くやっていてくれることを心の底から願いたい・・・。
m(_ _;)m こんなあたしでゴメン!!




さてさて、神前式の式次第やマニュアルなどは色々なところで出ているのでそちらにお任せすることにして、
マニュアルには書かれていない巫女から見た結婚式について書いてみる。




巫女なんてものは、数多の結婚式を執り行っているため、
いちいち感動したりはしないのだが、やっぱり終わった後には、
「いい式だったね(*^-^*)」から
「なんであんな男と結婚するわけ?(゜Д゜) ハア??」 ←超失礼・・・。
に至るまで様々な感想を持つ。



たった20分程度の式の間に、
新郎新婦の人間性ってのは出るものなんですねー。





そこで!

独断と偏見による、神前式における新郎の最重要ポイント!!!





それは




















「移動」だと思う。







たかが歩くだけと思うなかれ。


これがなかなか、
イイ男っぷりから、駄目男っぷりまで様々な人間性をかもし出す。





「誓いの言葉」や、「玉串奉典」などのために
神前の前方と自分の席を往復するのだが、
この時が新郎の評価を決める最重要ポイントと言っても過言ではない(と私は思っている)。



この時に、
白無垢の新婦を待ってやれない男は「ダメ男」の烙印を押される。




実際に、機動力のある新郎が一人でとっとと行ってしまい、
新婦は白無垢を引きずりながらまだ道中ということが多々ある。
(道中とは言っても、2m程度10歩くらいの距離しかない)



女は3歩下がって・・・という目で見ても、下がりすぎであることは誰の目にも明らか。



待ってやれよ・・・(-"-;)
花嫁は移動が大変なんだぞ・・・(-"-;)
お前だけ先に行ってどうする・・・(-"-;)
と巫女は思う。




ということは、後ろでじっと見ている親族(特に、新婦側の両親)も同じ事を思う・・・。




ということは、新郎は一族が揃っている中で、
「俺は気が利かない愚か者です(/・ω・)/ ブイィィィィィ...」

もしくは
「嫁のことを一生大切にすると誓ったのは口だけでした(/・ω・)/ ブイィィィィィ...」
と暴露しているようなものである。



それだけならまだしも・・・
嫁がまだ歩いているのに、自分だけさっさと座ってしまう男までいる( ̄▽ ̄;)!!ガーン



こういう男は、
「俺は、嫁が困っててもへっちゃらだぜ、ベィビーヽ(゜▽、゜)ノ ウヘヘヘ」
もしくは
「俺は、緊張しすぎて自分のことしか考えられない超小心者さ!ヽ(゜▽、゜)ノ ウヘヘヘ」
というのを暴露しているようなものである。



いずれにせよ、ろくなことはない。



この時点で、100点満点中800万点くらい減点である。




普段はどんなにやさしくても、
そういう場面で駄目男っぷりを暴露してしまっては、
「カス」の烙印を押されてもしょうがない。





がんばれ、新郎!



ではどうすればよいか?



やっぱり、新婦に合わせてゆっくり歩いてあげる。←当たり前
そして、新婦が座るときにそっと手を添えてあげる。←とっても素敵




もしうっかり嫁を置いてきてしまった場合は、
気づいた時点で待ってあげましょう。



花嫁というものは、
例え、走り幅跳びの選手だろうと、
普段、米俵を担いで歩いていようと、
一旦、白無垢を着てしまうと、足腰の悪いおばあちゃんくらいの機動力しかなくなるもの。



さくさく動ける新郎が普段どおり行動したのでは距離は広まるばかり。


常に、「二人で一緒に行動する」ということを頭に入れて行動してあげてくださいね☆



それが、あなたの男前度をUPさせるし、

参列者みんなが幸せな気持ちになれることと思います!





あ、でも、

当日だけ慣れないことをしようとしても無理なので、

毎日やさしくしてあげると良いと思います('-'*)フフ