5月に入籍したものの、まだ結婚指輪がない私たち。


結婚式までに準備すればいいか~とのんきなことを言っていたものの、
いい加減どうにかせねば・・・と指輪屋さんへ行ってみることにした。



1件目・・・婚約指輪を買ったお店に行ってみた。


担当のお姉さんにも会いたかったし、婚約指輪の洗浄もしてもらおうと思ったのだが、
あいにくお姉さん不在。
変わりに対応してくれた人も、イマイチ私たちのハートをつかんでくれない感じ。


結婚指輪ってシンプルな分、イマイチ決め所がない感じ。

普段指輪なんてしたことがない私たちとしては、未知の世界だし、こだわりもない。


ふむ・・・(^・ω・^).....ンニュニュ


他のお店ものぞいてみようか・・・と丁寧にお礼を言い、店を後にする。




2件目・・・ゼクシィで気になっていたお店に行ってみる。


若いお姉さんが担当。

色々見せてくれるものの、イマイチピンとこない。


(○ ̄ ~  ̄○;)ウーン・・・
まぁ、これでもいいんだけどー、でもなーって状態。



するとそのお姉さんは
結婚指輪なんて、消去法で決めるものですよ。
結婚指輪は大きく分けて3種類。
このラインが一番好きなら、この二つのうちどちらかですが、
絶対こっちの方がお勧めです。」
と強引にセールスをはじめる。



ヽ(  ̄д ̄;)ノ エー!?
一生つける婚約指輪を消去法で決めるわけ?


私が気分を害しかけているにも関わらず、しゃべり続けるねーさん。


「結婚指輪なんてそんなに違いはないんです。
当店のこの指輪のこのラインはとても難しくてあんまりないデザインですよ!
ちょっとでも良いなーと思えるなら、それが運命の指輪ですよ!」



(゚Д゚) ハア??


あたしの運命をなんであんたが決めるわけ?


何様のつもりよ?



すっかり気分を害した私。


もー絶対ここじゃ買わないっ!



場の雰囲気を壊さないようにやんわりとお断りしているのに、
ねーさんはまだしゃべるしゃべる。



「プラチナの値段は来月から上がるんですよ。
同じものでも2~3万円値段が上がるんです!
来月になってから同じものを2~3万円高く買うくらいなら、
今のうちの買ってしまった方がお得じゃないですか!!」


そりゃ、初耳。。。


すっかり指輪選びに飽きていたくろえるはこの言葉に心を動かされた様子。

「いいじゃん、これで。これよりいいのないよ。」
とか言ってる。



あんた、誰の味方なのよっヾ(`⌒´メ)ノ″!!



嫌なもんは嫌だーーーーーーーーーっ!!

言われれば言われるほど嫌ーーーーーーーーっ!!!

(ノ≧ロ)ノ<嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌



ここはきっぱりお断り!
「リセットして考え直したいので、今日は辞めておきます。」



・・・と言ったところ、ねーさんいなくなってしまった。
もしかして、秘伝のデザインなんかが出てくるのかな?とちょっと期待して待つ。



が・・・


いつまで経っても戻ってこない・・・。
いくらなんでも待たせすぎなんじゃないの!?



とは思うものの、自分たちのために何かを探してくれているのに、
忽然と消えるのは申し訳ないので、
ゼクシィやら指輪やらを見ながら待っているとやっと復活。


「わかりました。
わたしもリセットしてきました。
最初からご説明します。」



・・・いや。
お前がリセットしてどうする・・・!?



そして、先ほどからのトークをもう一度!!




一度聞けばわかりますから・・・(-"-;)
時間がもったいないよーーーーーーっ!



くろえるは、なぜかこういうところでの礼儀を気にする人間なので
「うっせーよ、ばーかっ!」って言って帰りたいのを我慢。



あきたよ~。
もういいからさ~。
買わねーっていってんじゃんよ~。
三十路女をなめんなよー。
買わないったら買わないんだよー。



長い長い話をもう一度聞き、
もう一度こちらの意思を伝え、
一応、型番だけ教えてもらって店を出る。



つ、つかれた・・・(ヘ;_ _)ヘ ガクッ


くろえるは、半分呆れて、半分飽きた顔している。



(´;ェ;`)ウゥ・・・
責めないでくれよぅ~。
嫌なものは嫌だもーん。
指輪よりもあの店員が嫌なんだよー。


切なく訴えると、
「まぁそうだよね、俺もちょっとどうかと思ったよ。」と理解を示してくれた。



彼はここで逆らったところで、
更に事態を悪化させるだけだということを経験上知っている。


その対応に癒されつつ、次の作戦を練る。


内心、

「今日は日が悪そうだから出直したほうがいいかも・・・」と思いつつも、
せっかくなので他の宝飾品屋さんものぞいてみることにした。



しかし、片っ端から店に入ってみるもののなかなか良いものはない。



もう駄目か?と思ったところに第三の男が登場!!!


「シンプルでいて、それでいてちょっとしたこだわりがあるような指輪がいいんですよね?」
そうそう!!そうなのよっ!!!


彼はぐいぐいと私のハートをつかみ、店の2階へ連れて行く。

これは期待できるっ!!!



彼がおもむろに取り出した指輪は・・・


(つづく)