展覧会に行って来ました。
 
現代彫刻の流れを、線の捉え方から、見て行く、彫刻ファンや、アートファン、私のような彫刻には興味あるけれど、見方がイマイチ不安なものにも実感出来る展覧会でした。


彫刻、彫刻家とデッサンの関係性を、イントロでは青木野衣、そして本章は船越保武から始まり、柳原義達、佐藤忠良、飯田善國、森堯茂らの大御所から、若林奮、舟越桂、戸谷成雄、多和圭三、そして、三沢厚彦や棚田康司まで、それぞれのデッサンに関する想いを添えつつ、作品が並んでおりました。
現代アーティスト作品はほぼ写真が撮影出来ました。

皆さん、非常にユニークな考え、想い、作法がありましたが、若林奮作品は群を抜いて点数も多くて、面白さがありました。犬が可愛いです。初めて見ました。彼はあのマンホールみたいな板の作品とは全く異なってました。

構成
プロローグ
橋本平八から現代へ
純白の彫刻師といわれています。
裸形少年像 東京藝術大学
手がラグビーの五郎丸のあの「ルーティーン」のポーズに見えました。
少女立像下絵
が印象的。
伝統的な作風でした。でもこのあとに繋がるモダンさも見られました。
ここからどう変化してゆくのか。

第1章
具象Part1
舟越保武、佐藤忠良、柳原義達
デッサンは最も高貴なもの、と舟越さんの言葉。
彼の作品で1960年代と1980年代の違いを感じ、それぞれ良さがありますけれど。特にデッサンに違いが見られます。
少女の顔、女の顔と同じタイトルですけれど
視覚で感じる絵、触覚で感じる彫刻、そんな捉え方、覚えておこう。

佐藤さん、《水》宮城県美術館 手で救う様子。
ここまで思ってた以上に目録見るとスケッチ多いのですね。

柳原さん、《座る女》三重県立美術館 人魚でしょうか。《風の中の鴉》 三重県立美術館 生命の移動。《犬の唄》三重県立美術館 妊婦 《立てる裸婦》三重県立美術館
《靴下をはく女》碧南市藤井達吉現代美術館

第2章
抽象Part1
飯田善國、森堯茂、保田春彦、原祐治、砂澤ビッキ、若林奮

終戦で、鉄とコンクリート使用されるようになり、抽象作品が出現しやすくなったのでしょう。

飯田さん、町田の町田市芹ヶ谷公園にある『彫刻噴水・シーソー』はその代表作品今回は《HITO》世田谷美術館 へそですかね。《仮面》個人蔵(足利市立美術館委託)ポケモンボールか?

森さん、目で見る、手で触るがコンセプト、穴を空けて中を見れるようにされていました。《脱穀》町立久万美術館など、面白い作品多し。《白い風景》町立久万美術館

原さん、《マンデリオンの舟》《吃立の河 プロローグ》素粒子、なんと言えば良いのですかね。平面を感じてきました。

保田さん、これが抽象というものか?ちょっとコメント出来ず。

砂澤ビッキ、敢えてフルネーム。
初めて見ます。見たかった作家。
ビッキはカエルと言う意味。作品は個性的で、画像が必要かなと思いますので、今回はここまでに。

若林さん、これまでは、府中美術館や神奈川近代美術館葉山分館にある、地面にプレートを置いた作品のイメージが強かったんですが、犬をモチーフにした作品が印象的でした。《中に犬》《GRAND PSYSAGE》《泳ぐ犬》《自分の方へ向かう犬 Ⅰ》《森のはずれ SKETCHED BOOK》全てWAKABAYASHI STUDIO蔵 ほんとどれとっても面白くて。
そして、犬に見せる彫刻を、って何なか分かるのかも。水彩で色を付けたドローイングもあり、色にも拘られたんですかね。

第3章
抽象Part2
舟越直木、大森博之、戸谷成雄、多和圭三、青木野枝、長谷川さち
もの派、ネオダダ、ミニマリズムが当時のアートの流行で、そんなテイストの作品ばかりになりました。

舟越さん、いつ見てもこれは何?言葉に出来ません。

大森さん、《昼休み》という作品、え?と思いました。
戸谷さん、多和さん、作品点数少なし

青木野枝さんはイントロとして展示がありました。







長谷川さちさんはラストに
ああ、抽象、しかし、どこか有機的だなあと、何か命があるようなイメージ。
チエンソーなど使わず斧で制作。






第4章
具象Part2
舟越桂、高垣勝康、三沢厚彦、棚田康司

舟越さん以外は写真撮影可能でしたので。
高垣さんはあまり作品見た記憶が無いです。

高垣さん
この大胆さは目に焼き付きました。







三沢さん
何となく気持ちが和らぎました。



棚田さん
前回、ミズマアートで見たより、仏像に近いような印象の作品が多かったですね。






全体として点数も多く、盛りだくさんでした。

2019年4月20日(土)~6月9日(日)
平塚市美術館