展覧会に行って来ました。
ふるさとイギリスから、会いに行くよ、と言われれば会いに行きたくなりますね。



日曜日の朝イチから、混んでました。原画の下絵と書籍が主なのですが、やはり下絵は手書きならではの味わいありますね。
とても特徴を捉えてて、動きや感情までも。

プーさんのモデルのデディヘアーの名前はルーズベルト大統領の名前から来ているようですね。
また、物語はミルン、絵はシエバードと分かれていたのは初めて知りました。

プーさんについては、お話が有名なので、ここでは断片的に書いて行きます。

第1章
さて、お話ははじまります
こんな構成で、基本的に実在するぬいぐるみから、また、週末過ごした別宅のあるアツシュドタウンをベースにして描かれてるんですね。

やはり「バタン、バタン、バタン」とぬいぐるみを階段で引きずる音から
コブタ(ピグレット)、イーヨ、トラー(ティガー)、フクロ(オール)、ガンガ、ルー、ラビットですね。呼び名が若干異なるようですけれど、翻訳が東京子ども図書館だからか、これは石井桃子さんの関係ですね。( )内は多分ディズニー式かしらね。
あ、ブーこと、ウィニー ザ ブー、忘れちゃいけない、もちろん、クリストファー ロビンもね。

・ひとりの男の子とその子のクマ
・息づきはじめたおもちゃたち
・本格的な作家活動のはじまり
・「パンチ」の流儀
・ブーと仲間たち
・ブーと仲間たちは永遠に
・すべてはここから

雑誌「パンチ」に掲載されて話が広がったようです。

展示では、ここでは、ボージングフォード橋の写真やスケッチが印象的でした。

第2章
お話は、どうかな?
ここは、写真撮影が可能でした。
会場風景としてですが。

この一人+二匹の背中が全てを凝縮してるように思えてきました。ピグレットが小さくてブーの体に手をかけてるのが、たまりませんね。そういう細かく見て行くのが、物語楽しむ秘訣なのかも。
川がバーチャルに流れてました。





各作品は下絵で撮影はなかなか難しいです。



ここで、なんかとても貴重なような気がしてきて、図録が欲しくなりました。でもちろん購入。
この図録はこの展覧会は国際巡回しており、ビクトリア&アルバート美術館でのものを日本語訳されたものだそうです。構成が大きく異なりますが、とても丁寧に作られていました。

第3章
物語る術
ブーさんのお話は、風刺、皮肉、ほのめかし、機知に富んだ、ユーモア溢れている、などがちりばめられているのは知ってましたが、必ずしもキュートなだけ、ハッピーハッピーでは無いのですよね。イギリスらしいと言えばイギリスらしいです。

また、言葉とさし絵の絶妙な相互作用、一つになってる、と言えるとの評価。
また、感情はともかく、性格や気質までキャラクターたちのポーズに表れていること意識すると良さそうです。やはり下絵だからましてや、と思いました。下絵こそ、作者の第一印象が素直に出てるようなのは、どの美術品にも比較的よく表れるようなのが、一般論でだとも言われてますが、まさにその通り。
・・・「かなしそう? わしがかなしんでいいものか。きょうは、わしの誕生日じゃ」と、
(クリストファー・ロビンが木の上にいて、コブタとブーを見上げてる)より

また、筆致を使い分けているのも、味わい生んでるかなと思いました。
・・・「トラーが森にやってくる」よ。り

雪はナイフで削って効果出したとか
・・・(耳のうしろは、これまでになかったほど、雪ぶかくなってしまったのです。)

他には
挿し絵の線が細い
・・・「ブー。」と、フクロはきひしくいいました。「これは、あなたのしたことですか?」

皮肉
・・・「風船にはあたらなかった」と、
(そういうわけで、一週間のあいだ、クリストファー・ロビンが、ブーの北のはしにむかって、そんな本を読むと・・・)

参加型、挿し絵と文が異なることで。
・・・(丸い玉にまるまって、部屋のなかをころがってゆくと・・・二本の耳をはやし・・・そこでほどけました。)

動きの表現、命を吹き込む
・・・(しっかり手をとりあって)と、
「ぼく、小さなバスケット・・・」

全てが名場面で、ほんとは選びきれませんでしたが、なんとかいくつかメモってたところから。

他に印象的なのは、
(イーヨがしっぽを見つける)
(コブタの耳は・・・コブタのうしろのほうで旗のようにひらめきました)

第4章
プー、本になる
1923年に雑誌から広まり、本になりました。
児童文学ではユニークな地位をえました。
「クマのプーさん」
「ブー横丁に建った家」
この2冊からこれまで構成しました。その各種バージョンと他の本も紹介。
「クリストファー・ロビンのお話の本」
「クリストファー・ロビンの詩」
ここでは、本の展示や校正原稿からなります。

第5章
世界中で愛されているクマ
絵本の展示に必ずある、外国語翻訳などの展示がありました。
ここ、よくよく見ると外国語により、変化があるようですが、なんかそれ以前の下絵が良すぎて、印象に残りませんでした。

特別出品コーナー
プーさんと日本
東京子ども図書館所蔵より、石井桃子さんの展覧会を思い出しました。

ちょっと堅苦しい内容になりましたが、見ててなんか微笑ましいような、また、ちくりとやられたり、楽しかったです。
また、子どもにも分かるような意識が強いものの、大人にも見応えありました。

グッズも超充実でしたよ。



2019年2月9日(土) 〜 2019年4月14日(日)
Bunkamura ザ・ミュージアム