展覧会に行って来ました。


会期は本日(夜18時まで)までですので、こちらを先にアップします。
これ、昨年京都の相国寺承天閣美術館にて展覧会行われていたものだと、今さら思い出しました。その時も評判が良かったようでした。

米国サンタフェ在住のリー・ダークス氏は、空軍士官として日本に駐留したのを契機に、浮世絵版画の名品を収集されました。
集め始めたのが2000年。それにしても、浮世絵の流れを追ってこれだけ集められるとは、さすがです。

最強列伝~江戸の名品勢ぞろい~は、確かにそうだと思います。状態もよく、また美人画は特に秀逸。これは観て損は無いかと、特に1~4章の前半が私は見応えあるように思いました。後半は定番が多い感じです。
点数は166点とデパートの会場としては多いですね。

第1章 江戸浮世絵の誕生ー初期浮世絵版画
色彩は鮮やかではないですが、アンニュイというか、味があります。歴史物か遊女が描かれてます。

第2章 錦絵の創製と展開
鈴木春信、勝川春草、鳥居清長らが中心、歌舞伎や役者をモチーフ

第3章 黄金期の名品
歌麿です。名所と美人画
ダークス氏のお気に入りが場内パネルに書かれていたので、以降書いて行きます。(ダークスお気に入り、と被せます。)
喜多川歌麿 「歌撰恋之部 物思恋」 寛政5~6年(1793-94)頃 大判錦絵

第4章 精緻な摺物の流行とその他の諸相
北斎がここより出てきます。
ダースクお気に入り
魚屋北渓「長生殿」天保2年(1831) 大判冊版

第5章 北斎の錦絵世界
北斎のみで構成。
ダースクお気に入り。
葛飾北斎
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」天保2年(1831)頃 横大判錦絵
等々定番はありますが、
ダークスお気に入り
葛飾北斎 「風流なくてなゝくせ 遠眼鏡」享和年間(1801~04) 大判錦絵
これが好き、艶々しくて。

第6章 幕末歌川派の隆盛
結局行き着くのは歌川派、国貞、三代目豊国、広重、二代広重も。国芳は少なめでした。
ダークスお気に入り
三代目歌川豊国(歌川国貞)「小柳常吉、秀の山雷五郎、荒馬吉五郎」横大判錦絵六枚続 天保15年(1844)頃

場内撮影禁止なのですが、デパート1階のショーケースには大型のパネルがありました。







2019年1月9日(水)~ 21日(月)
日本橋高島屋
#サンタフェリーダークスコレクション
#浮世絵最強列伝