展覧会に行ってきました。
東山魁夷はよくみるからなあ、と思っていてのですが、さすが国立新美術館は展示室が広いので、大作が並んでました。
なんて素晴らしい。
終戦前後に家族を亡くし、どんな思いであったのでしょうか。
イントロは
自然と形象三作
やや抽象的にも見えました。
第1章
国民的風景画家
近美の常設で一点は目にする作品が多いのですが、何かその時みるのと一味違う印象でした。
日展で特選になった 残照、千葉なんですね。
道、これもさておいて、と実物目の当たりにすると、やはり立ちつくしてしまいました。
6 郷愁 朦朧体のようです。
13 山かげ 滝がかげとして捉えられてる
15 秋翳(しゅうえい) あのこんもり感
これらがとても印象的でした。
第2章
北欧を描く
さて、あくまでも挑戦する東山魁夷、昭和37年、安住の土地から北欧へおもかれます。
22 白夜 構図にやられました。
24 フィヨルド やはり滝、魁夷は白を使うチャンスを探していたのかも。
26 冬華 太陽を華として、木々の描きかたも素敵でした。光が動いているように見えました。
を選んでみました。
第3章
古都を描く・京都
北欧から帰国後には川端康成にも勧められて(頼まれたようなニュアンス?)古きよき京都を描きました。もう見られなくかるかもと。
30 花明り これが一番ですかね。
35京珞四季習作
長野県信濃美術館 東山魁夷館よりこのあと作品が出品作が並びます。
14 年暮る
山種美術館のあの作品を思い出します。
これらはどんな香りがするのだろうか、と思いながら見て行きました。
36 京珞四季スケッチ
8 祇園まつり
23 桂の敷石
27 冬の庭
これらは、何を飲み食したくなるかと思いながら見て行きました。
第4章
古都を描く・ドイツ、オーストリア
37 窓 ここから何か始まる、復活のイメージ。
41 晩鐘
42 石の窓
そう、この作品は65才のころ、壮年というか、また新たにスタートするようなイメージでした。
第5章
唐招提寺御影堂障壁画
間奏 白馬の見える風景
間奏にしてはすごい、白馬、祈りたくなる。
唐招提寺御影堂障壁画 再現展示
濤声
この広大で穏やかな海はなんなのでしょうか。鑑真への想いがひしひしと感じられてます。苦労して失明までして日本にやって来て、こんな日本の風景を見せたかったということで描いた渾身の作品です。
山雲
黄山暁雲
揚州薫風
桂林月宵
昨年の長沢炉雪展以来の再現、十分エリアが広くて混んでいるのも気にならず。
十二分に雰囲気に浸れました。
第6章
心を写す風景画
やはり、唐招提寺御影堂の障壁画を見る前に映像見て、どんな想いで描いたのか聞いて実際に見たら、鑑真に対する気持ちが痛いほど伝わり、じーんとしていました。こちらラストの章ではも少しうるうる来てしまいました。
57 白い朝 鳥、キジバト
59 静唱
67 行く秋 落ち葉は木のかたちに落ちるんですね。金泥がうまく使ってあります。これに限らずこの章の作品は銀泥など、実はキラキラしており目に何気なく刺激があるような。
これがきっかけで目がうるうるしたんではないとは思いましたが、どれも情緒的な作品でした。
そして
70 夕星
絶筆
ほんと、とても良い展覧会だと思います。
帰りには図録を購入ました。
2018年10月24日(水)~12月3日(月)毎週火曜日休館
国立新美術館


