展覧会に行って来ました。
本日は田根さんの日?
建築疎いのですが、分かりやすかったです。技術的なことより、コンセプチュアルな内容でした。
沢山沢山、田根作品、構想、頭の中が少し覗けたような感覚になりました。
会場は初台オペラシティアートギャラリー、TOTOギャラリー間の2ヶ所で、展示の仕方は違いますが、同じ主旨で行われてます。
どちらも写真撮影🆗でした。
ダメなのはギャラリー間の映像だけでした。
田根剛さんは、以前のボンビドゥーセンター展の展示の内装を担当されて名前を知りました。
大学卒業後、デンマークで研究員になり、
もちろん、その模型もありましたが、オペラシティの方が規模が大きかったです。
この建物、建て方も形も特徴的なのですが、実は飛行場の滑走路に作られた事から、こんな形になり、軍事目的の土地が文化的な目的に転用されたと言う、感慨深さもあるようでした。写真途中のプロペラは軍事空港の名残の遺物。
これは2016年に10年かけて竣工し、国内外から注目が高まっています。
また、2012年には新国立競技場基本構想国際デザイン競技に参加し、11人のファイナリストに残った《古墳スタジアム》で幅広く知られるきっかけになりました。
当時は、ザハ・ハディド案が選出され(その後再度選考)たのでした。
が、古墳スタジアムは実現しませんでしたが、その構想模型があります。
このような、建築、どのような発想から作られるのか、言葉をお借りすると
まだ誰も見たことのない、経験したこともない、想像すらしたこともない、そんな建築をつくりたいと思っています。でもそれは奇抜な未来型の建築とは違う、場所の記憶からはじまる建築、そんな途方もないことを考えています。
私はいつも考古学者のように遠い時間を遡り・・・(引用終わり)
これでそれが分かるかなと思いました。
そんな発想の軌跡が、どちらの壁にも、オペラシティには床にも写真が貼られていました。
その様子が最初の写真にも見られます。
これら言葉を追いかけ、ちょっとそれらの意味に思いを巡らせるのも楽しいかもしれません。
それが、この展覧会のタイトル、未来の記憶、の意味するところかなと。
まあ、その結果を見てゆく、そして発想に纏わるインスタレーションのような展示を眺めてゆくのがこの展覧会の楽しみ方かなあと思いました。
まず、TOTOギャラリー間
ここからがオペラシティ
田根 剛|未来の記憶
Archaeology of the Future ─ Digging & Building
2018年10月19日─ 12月24日
東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
2018年10月18日~12月23日
TOTOギャラリー・間