展覧会に行って来ました。








本日は田根さんの日?
建築疎いのですが、分かりやすかったです。技術的なことより、コンセプチュアルな内容でした。
沢山沢山、田根作品、構想、頭の中が少し覗けたような感覚になりました。

会場は初台オペラシティアートギャラリー、TOTOギャラリー間の2ヶ所で、展示の仕方は違いますが、同じ主旨で行われてます。
どちらも写真撮影🆗でした。
ダメなのはギャラリー間の映像だけでした。

田根剛さんは、以前のボンビドゥーセンター展の展示の内装を担当されて名前を知りました。

大学卒業後、デンマークで研究員になり、
2006年、26歳で受賞した国際コンペ「エストニア国立博物館」で最優秀賞授賞してからパリを拠点にDGT.(DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS)を共同設立し活動
もちろん、その模型もありましたが、オペラシティの方が規模が大きかったです。
この建物、建て方も形も特徴的なのですが、実は飛行場の滑走路に作られた事から、こんな形になり、軍事目的の土地が文化的な目的に転用されたと言う、感慨深さもあるようでした。写真途中のプロペラは軍事空港の名残の遺物。









これは2016年に10年かけて竣工し、国内外から注目が高まっています。

また、2012年には新国立競技場基本構想国際デザイン競技に参加し、11人のファイナリストに残った《古墳スタジアム》で幅広く知られるきっかけになりました。
当時は、ザハ・ハディド案が選出され(その後再度選考)たのでした。
が、古墳スタジアムは実現しませんでしたが、その構想模型があります。









ここら辺はラグビーと野球好きの私がよく訪れる場所なので特別に。

このような、建築、どのような発想から作られるのか、言葉をお借りすると

まだ誰も見たことのない、経験したこともない、想像すらしたこともない、そんな建築をつくりたいと思っています。でもそれは奇抜な未来型の建築とは違う、場所の記憶からはじまる建築、そんな途方もないことを考えています。

私はいつも考古学者のように遠い時間を遡り・・・(引用終わり)

これでそれが分かるかなと思いました。

そんな発想の軌跡が、どちらの壁にも、オペラシティには床にも写真が貼られていました。
その様子が最初の写真にも見られます。









これら言葉を追いかけ、ちょっとそれらの意味に思いを巡らせるのも楽しいかもしれません。

それが、この展覧会のタイトル、未来の記憶、の意味するところかなと。

まあ、その結果を見てゆく、そして発想に纏わるインスタレーションのような展示を眺めてゆくのがこの展覧会の楽しみ方かなあと思いました。

まず、TOTOギャラリー間

















ここからがオペラシティ


世田谷区の等々力のTodoroki House in Valley
こちらも個人的には馴染みの場所なので、興味深く見られました。




(仮称)弘前市芸術文化施設
こちらは古い建物を再生。いわゆる、リノベーションですね。







これは、10 Kyoto
京都十条で計画中の複合施設。十条だから、十字型なんですね。ピラミッド型で、解体された木材を集めて作られている進行中のプロジェクト。




後半のプロジェクト紹介の写真も、分かりやすくて見られると良いかなと思いました。

これが先の2016年のポンピドゥーセンター傑作展の写真です。
こちらは建築倉庫かしら。

最後の映像、模型作りについて語られてる田根さん、単なる模型作りてはなく、こう思って進めてほしいという想いが熱く伝わりました。
これ見ると建築展の模型が強い思いから準備されたことが分かりました。



田根 剛|未来の記憶 
Archaeology of the Future ─ Digging & Building
2018年10月19日─ 12月24日
東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
2018年10月18日~12月23日
TOTOギャラリー・間