展覧会に行って来ました。
サブタイトル
先行き不透明な混沌とした時代に、アートだからできること
これは面白い、予想以上に想像力かけたてられました。
実のところ、自然災害、戦争やテロ、難民問題や個人的な悲劇まで、絶えず私たちを襲うカタストロフ(大惨事)をテーマにしてる展覧会なのですけれど。
セクションⅠ:美術は惨事をどのように描くのか―記録、再現、想像
次は写真
クリストフ・ドレーガー
ジグソーパズル
ジリアン・ウェアリング
左:《自分の人生つかみきれない!》 右:《絶望的》
「誰かがあなたに言わせたがっていることじゃなくて、あなたが彼らに言わせてみたいことのサイン」シリーズより
1992–1993年
Cプリント、アルミニウム板
左:《自分の人生つかみきれない!》 右:《絶望的》
「誰かがあなたに言わせたがっていることじゃなくて、あなたが彼らに言わせてみたいことのサイン」シリーズより
1992–1993年
Cプリント、アルミニウム板
ヘルムット・スタラーツ
ホァン・ハイシン(黄海欣)
日常生活、もしかしたらこんなものなのかもしれないという作品。
ミリアム・カーン
武田慎平
これも放射能
光りは放射線、福島原発による核汚染の土を印画紙に乗せて放置したもの。
これも美しいと思わせるが、放射能によるもの。
平川恒太
ブラックカラータイマー
福島原発の作業者の顔が描かれている黒い円盤
ミロスワフ・バウカ
《石鹸の通路》
1995年
木材、ペイント、石鹸、スチール
250 x 120 x 1,112 cm
《石鹸の通路》
1995年
木材、ペイント、石鹸、スチール
250 x 120 x 1,112 cm
次は何と石鹸が塗ってあるのです。
香りがします。
生まれると石鹸で体を洗われ
そして、ホロコーストでの殺戮の前にも石鹸で洗われたと、つまり石鹸の香りは生と死の象徴だと。
それが通路に塗りつけてあります。
加藤 翼
《The Lighthouses - 11.3 PROJECT》
2011年
プロジェクトの記録写真
撮影:宮島 径
《The Lighthouses - 11.3 PROJECT》
2011年
プロジェクトの記録写真
撮影:宮島 径
セクションⅡ:破壊からの創造―美術のちから
池田 学
《誕生》
2013-2016年
ペン、アクリル・インク、透明水彩、紙、板にマウント
300 x 400 cm
所蔵:佐賀県立美術館
《誕生》
2013-2016年
ペン、アクリル・インク、透明水彩、紙、板にマウント
300 x 400 cm
所蔵:佐賀県立美術館
こちらはデジタル映像で、11月28日から本物が展示されます。
昨年日本橋高島屋とミズマアーツギャラリーで見ています。
ジョルジュ・ルース
《アートプロジェクト in 宮城》
2013年
デジタルプリント、壁紙
《アートプロジェクト in 宮城》
2013年
デジタルプリント、壁紙
震災で取り壊しの決まったカフェに、ある角度から見ると青と白で星に見えるマークを描いたのだが、今展覧会ではゴールドの星のマークを描いたものです。
確かに指定の位置からは星にしっかり見えました。ずれると、なんたか拍子抜けかも。
坂 茂
宮島達男
《時の海 - 東北(2017 石巻)》
2017年
防水LED、電線、集積回路、水
《時の海 - 東北(2017 石巻)》
2017年
防水LED、電線、集積回路、水
スウーン
《メデイア》
2017年
ミクスト・メディア・インスタレーション
サイズ可変
《メデイア》
2017年
ミクスト・メディア・インスタレーション
サイズ可変
映像60分越えで2/3位しか見られなかったのですが、アートビジネスに関する話で興味深く観られました。
オノ・ヨーコ
《色を加えるペインティング(難民船)》
1960/2016年
ミクスト・メディア・インスタレーション
サイズ可変
《色を加えるペインティング(難民船)》
1960/2016年
ミクスト・メディア・インスタレーション
サイズ可変
2018.10.6(土)~ 2019.1.20(日)
森美術館