伺って来ました。


黒川紀章さんの設計、2017年の東京国立近代美術館での「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」で、改めて存在を認識しました。

最近では、埼玉近美の敷地内にあるこれ、は毎回行く度に覗いています。


中銀とはどこかの銀行なのかしら?と調べてようやくと分かりました。
中央区銀座の事で、中銀ビルと言う名前の企業のようです。ようやくとスッキリ。

ここは1972年(昭和47年)竣工の、カプセルのような部屋を繋ぎ建築されています。
ここの部屋が見られる、と、知ったものの、直ぐに見られるとは思わず、実は期間限定ながら、直ぐに見られるとの事が判明しました。

特別に一部屋、藝大卒業の竹本真理さんがA棟708部屋の内部にインスタレーションを公開していると、との事。展覧会の名前は、ぶどう。なんで、ぶどうなん?
特に説明聞いてませんが、この建物、カプセルとして作られた部屋を四点で繋いで構成するのが、ぶどうのようだから、かなと思ってみたり。

場所はパナソニック汐留ミュージアム近く、あ、今いる東京画廊 BTAPからならば近いじゃん、行ってみようと、即決。

外観



エントランス


エレベーターで上に上がり、そして、目指すお部屋は降りてすぐでした。


池本さんに色々お伺いしながら、見て行きました。

部屋の中は
まずバスルームは、あるべくものに少し手を加えたりしつつ、そのものの形を活かして造形物を置かれてました。
突拍子なものは無いようです。

水は出るものの、あいにくお湯は出ないそうです。

これは、近くの電通ビルのイメージだそうです。似たような造形物がいくつかありました。

丸いトイレ

扉に五線譜にこんものを描かれてましたが、これはご出身の藝大には音楽学部もあることからの制作だそうです。
また、これもビルのイメージ。
ご自身の中のイメージを、作品に仕上げる、そのある意味隙のなさのようなものも感じました。

リビングには

天井板を外してアクリル版を入れて加工。
この水の跡のようなのは描かれたそうです。
雨漏りがするので、雨漏れ対策の管もありました。


また換気孔。
買い物でもらったビニール袋をつけてみると存在感が増します。

こちらはシールです。
雨漏りのする場所に貼るために配布されるらしいです。
池本さん、足だけ登場。


角に何か、


床に
これはなんだろうと思いきや、捨ててあった姿見と思われる鏡の一部
誰が写ったんだろうと、思いを馳せてみたんだとか。


Valeurはフランス語、価値とかの意味もあるが、この場合さ色彩や位置のバランスが取れていることで、池本真理さんが展覧会に出される時には必ず見られるとのこと。これを見たら思い出しますね。

基本的にはオリジナルの形を活かして、また、最新のオフィスビルのイメージでの創物から構成。
目立つものはないが、この部屋やビルへの理解や愛着を形に表されたものかなと。
また、ご自身の感覚に浮かんだものを、そこにシンプルに表現されて、人の創作を意識させてくれるようでした。

家具など何もないのに、空虚感を感じさせない仕掛けに、その部屋にいる感覚を強くさせてくれるようでした。

そして、編集しながら気が付いたのですが、メインになる丸い窓と通気孔?が無くて、角にあるものを撮影していること、私、もしかして角フェチかしら(笑)

また、この制作の為に、寝泊まりもされた結果らしく、借りてらっしやるとは言え、この展示期間は、自分のものにされてる感じが、とても羨ましくさえ思えて来るのは不思議でした。

出口にも、例のビルのイメージ

こちらにも。
これはブラウン管テレビ

メーターにちょいと貼りつけたり

廊下の色もつけておきます。
ちなみに隣のB棟は緑色だそうです。

再び外観


と、アップ後にここで有難い事に撮影し忘れた重要な箇所の、うまく撮影されてる写真をご提供頂きました。
感謝の意を表しブログ内に「円2つ、素敵な頂きもの」と題名つけ追加アップします。

☆☆「円2つ、素敵な頂きもの」☆☆

円その1
窓です。
内側から開けられる作りになってますが、ここは故障して開かないそうです。
この写真を撮影し忘れたのは、あまりに円が完璧さに見とれていたからだと今になり写真見ながら思いました。


円その2
通気孔
部屋の隅に位置して、機能として、デザインとしての2つの視点から欠かせないもの一つだと思いました。
そして、こちらは色に注目、ずばりぶどうのイメージがします。このまま熟すと、美味しい白ワインになるかもしれません。


実はこの公開情報はInstagramとTwitterに出回っていて、後は下の大学のホームページにも告知があった事に気づきました。


竹本真理
bodou-ぶどう- 
中銀カプセルタワービルA棟708号室
~5月31日