展覧会に行って来ました。

洗練されたスペースと展示。
展示コンセプトも大変高尚です。

作者はフランス人アーティスト、ベルトラン・ラヴィエ
フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクションで未公開の作品を紹介するものです。

一見大変洒落てますが、


よく見るとなかなか一癖二癖ある作品たちです。
Birka» (ビルカ)
2007年
テキスタイルにアクリル
143.5 × 143.5 cm
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton
© Adagp, Paris 2018


モンドリアン?いえ、これは、既存のインテリア用のテキスタイルに正方形描いたもの。装飾性と芸術性、似てるようで違うんだと。また、こうすると、あら、有名作品と、な~んか違うんだよね、と呟いてしまいたくなりました。


Walt Disney Productions 1947-2013 N°2
(ウォルト・ディズニー・プロダクションズ 1947-2013 No.2)
2013年
インクジェットプリントにアクリル絵具
167 × 225 cm
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton
© Adagp, Paris 2018

ディズニーのコミック雑誌から取り出したものですが、一体何を元にされたのか、よく分かりません。が、これはモダンアートの香りがプンプンする仕上がりだとは思いますが、私は、ハチが飛んでいる軌跡に見えて来ました。
で、なんかミッキーマウスの動きにも思えて来ました(笑)

Empress of India II (エンプレス・オブ・インディア II)
2005年
ネオン管
196 × 580 × 12 cm
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton
© Adagp, Paris 2018

ネオン菅、何となくこの場所でよく見る気がします。
これは、アメリカ人画家、フランク・ステラの作品の本歌取りだと。色をつけて、写真にすると更にイメージが変わってきます。また、夜の街のネオンサインのイメージもありますね。

Paysages Aixois» (エクスの風景)
2014年
道路標識にアクリル絵具
140 × 240 cm
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton © Adagp, Paris 2018

これは、南仏のエクス・プロバンスのサン・ヴィウトワール山を描いたものです。
で、終わらないのは、これ、ゴッホの筆致を真似て制作されていること。
え、ここと言えばセザンヌで無いのですか?
また、これは道路標識だと、なのにゴッホ?
と、背景知ると思いますが、こう写真に撮影すると、ポップアートにも見えてきますね。
実は接写したが、これは筆致がうまく取られられませんでした。


Atomium, detail N°10» (アトミウム、ディテール No. 10)
2007年
アルミニウムにアクリル
210 × 247 cm
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton
© Adagp, Paris 2018

ブリュッセル万博のモニュメントを覆うアルミニウムを貼り変えたものを使用。近くでみると厚塗り、ん、もしやこれもゴッホ?そうです、わざわざ素材と同じにシルバーに単色で塗るとは不思議。せめて写真はそれが分かる角度から縦に撮影しました。

La Bocca sur Zanker (ツァンカーの上にラ・ボッカ)
2005年
冷凍庫の上に置かれたソファ
174 × 215 × 81.5 cm
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton
© Adagp, Paris 2018

これは、もしや、埼玉県近代美術館の椅子かなと最初思いました。
実はダリのデザインのカウチで、その元はマン・レイだと。
それを冷蔵庫の上に載せる、そうです、彫刻は台座に載せると、それを実現し、無機質なホワイトボックスと大きな官能的な作品の共存で、どんな効果があるのか、それを試したもの。
全く違和感無いし、と言うかひたすらカウチに目が釘付けでした。

Ibo (イボ)
2008年
ブロンズにクロムメッキ
96 × 25 × 16 cm
Courtesy of the artist and Fondation Louis Vuitton
© Adagp, Paris 2018

アフリカ芸術の作品を再現してどうよ、と思いましたが、このメッキはどうにも不思議でした。ちょっと古めかしくしてますが、どこか新しい。
普通にはここには、ブリミティブなままで置いてみたいと思いましたが、こうしてみることで、何か気付きがあるのかと。
他の作品が現代アートそのものですが、これは異彩を放つような。

と、ワンフロアーにこれだけでしたが、それぞれとてと個性的でした。
作品の並ぶ空いたスペースに自分が立ち、それぞれに対峙して、しばし過ごしてみるのも悪くないです。

~9月24日


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