展覧会に行って来ました。
改装中の福岡市美術館より、現代代アートの所蔵品展が巡回しております。
ダリ展、アンディ・ウォーホル展などでも出品されていた作品もあり、また、マーク・ロスコ、ルーチョ・フォンタナなどもあり、とても充実しています。
また、アスファルトも使う「九州派」は過激さに今でも圧倒されそうなエネルギー感じで、福岡ならではのコレクションでここで見ることが出来て良かったです。パンフレット表は菊畑茂久馬(ルーレット No.1)
もちろん、日本の現代アートも充実。藤野一友《抽象的な籠》草間彌生、野見山暁治、今練馬区美術館での特別展覧の池田龍雄、柳幸典、等々、大半が大きな作品でボリューム感もありました。
この再訪って何の事なのでしょうか。
ラストでそれが分かると感じました。
さて、見て行きましょう。
第 1 章 夢の中のからだ
いきなり
レオナール・フジタ(藤田嗣治)
仰臥裸婦 1931 油彩・画布
がありまして、ちょっとテンションあがりました。
ジョアン・ミロ ゴシック
聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子 1945 油彩・画布
三岸好太郎
海と射光 1934 油彩・画布
藤野一友
抽象的な籠 1964 油彩・画布
初見でしたが、寝た女性の体内が空洞、これはちょっと不気味ではあるものの、かえって夢の世界だと思えてきました。これは気に入りの一つです。
第 2 章 不穏な身体
第1章が歓迎ムードな出品なのですが、一転、不思議さ、穏やかならぬ雰囲気が漂います。傷を負った体、切断された体、体そのものなど。
これ苦手な人が多いかもしれません。
ジャン・デュビュッフェ
もがく 1961 油彩・イゾレルボード
これがとても印象的。アールブリュット的と一言で済ましたくない作品でした。
野見山暁治
人間 1961 油彩・画布
イヴ・クライン
人体測定(ANT 157) 1961 油彩・紙(画布の裏打ち)
これ、人体で描いたもの。結構大きいので、体使ってますね。
どこで描いたのかは、ちょっと分かりにくいです。
相撲力士の手形、魚拓、そして広島で被爆し建物の影になって亡くなった人々、などからインスピレーション得た作品。

第 3 章 身体と物質―九州派・具体・アンフォルメル
九州派、福岡中心に活動した画家の作品が並びます。
石橋泰幸
オヒサマ 1958 頃 アスファルト、ラッカー・画布
なんとアスファルト、福岡の三池炭鉱とアスファルトは結び付きがあります。他の画家も使用しています。
さらに、こちら火をつけて燃やしてます。
東京への反発、非芸術的素材を使用する、という特徴がありました。
そして、具体・アンフォルメルの画家たち。
田部光子
プラカード 1961 印刷物、真鍮、墨、塗料、ニス・紙(襖)
ここはかなり豪快なアート作品が並びます。
代表的だと思ったのは、
嶋本昭三
作品 1960 頃 ペンキ、ガラス・画布
ガラス瓶にペンキを入れてキャンパスに投げつけて割りペンキを飛び散らせて制作。
白髪一雄
丹赤 1965 油彩・画布
自らの足で描く、もうコッテリなメインは赤色の厚塗り作品でした。
そして、
オチオサム
球の遊泳 II 1979 油彩・画布
まだパソコンのグラフィックソフトが普及する前ながら、フリーハンドでここまで描くとは。少し離れると、3Dに見えました。
ジャン・フォートリエ
直方体 1959 油彩、紙・画布
見られて良かったです。
癒されなさそうだが、見てるとどこかほっとする感じです。
人体を描いていたが、ある時一切人を描かずに作品制作していたが、そこにあるのは人。
そう思って見ると見えてくるようで。
第 4 章 転用されるイメージ―ポップ・アートとその周辺
アンディ・ウォーホル
エルヴィス 1963 シルクスクリーンインク、スプレー塗料・画布
風倉 匠
ピアノ狂詩曲 6-97.P3 1997 鉛、ピアノ部品・板
パフォーマンス 1994 革、塗料
「ピアノを打つ(ピアノ狂詩曲)」で使用された鞭
ピアノ壊すパフォーマンスとその破片で作品とする、そのパフォーマンスの映像がありました。壊す音が狂詩曲、と捉えております。
これ長くて全て見られませんでした。
篠原有司男
ドリンク!! 1964 アクリル、ラッカー、石膏、オブジェ・布
星条旗とコカ・コーラ、資本主義に溢れたイメージをアートに使われるようになり、独創性と主体性を揺らがせた、あ、これもアート作品化出来るんやと。
タイガー立石
大停電'66 1966 油彩・画布
菊畑茂久馬
ルーレット No.1 1964 カシュー、エナメル、鉛筆、金属、スポンジ、アクリル板・板
草間彌生
夏(1) 1985 布、塗料、合成繊維、金属
柳 幸典
二つの中国 1997 蟻、着色した砂、アクリル板、ビニールチューブ
おお、これもありましたか。
中村 宏
オペラグラス 3 1966 油彩・画布
汽車とセーラー服の女の子、レンズを通して見ている様子、って説明難しいです。
観光芸術、それにも牽かれました。
第 5 章 イメージの消失―抽象と事物
瑛九
丸 2 1958 油彩・画布
榎倉康二
予兆のためのコレクションー鉄 1975 木、ガラス、鉄、布
これ、刀を錆びさせて並べる、と、よく理解出来ませんでした。
ルチオ・フォンタナ
空間概念 期待 1962 油彩・画布
ほんと盛りだくさんで、この辺りから飽和してきましたが、目録には多数のメモ書きが。
また、アメリカ寄りになってきたが、ヨーロッパの作品も息を吹き替えします。
もちろん、日本の作品も。ここにはアップしませんが。
第 6 章 再来するイメージ
再訪、再び絵画や彫刻が復活と言うことですが、大人しめになる感じですが、理解に苦しむ感じです。ただ見てるだけで、良いかなと。
ジグマール・ポルケ
Nessi Has Company II 2003 塗料、透明レジン・布
辰野登恵子
UNTITLED 94-9 1994 油彩・画布
大竹伸朗
WEB 1990-91 油彩、油性ニス、プラスチック、プラスチックパテ、布テープ、印刷物、
写真、石膏、ウレタン、鉄、真鍮、麻布、綿布、綿糸、木材
この作品に古写真を見つけて下さい。
大型コラージュ?ニューペインテング作品です。
結局、このモダンアートの流れに戻ると言うことか。ポストモダンの時代と言われている現代。
どこに戻るか、それは決められないけれど、やはりなるたけ初期なのかな。



















