写真撮影は美術館より特別に許可頂いております。
さて、泉屋博古館分室は、ホールの展示もあり、毎度楽しみなのですが、今回は、第5回内国博覧会の出展作品
中澤岩太が審査委員長であった。住友春翠が協賛会長、ここで住友家との接点が。
住友春翠の好みにあった感じが浅井忠作品に見られるようで。

特別出品
全容

和田英作
こだま

原田西湖
乾坤再明
左側より
錦光山 宗兵衛(七代)
白磁京舞妓置物
清風 与平(三代)
青磁瓜に虫彫花瓶
井上 良斎(二代)
厳上白鷺置物


展示室Ⅱ
Ⅲ 図案家浅井忠と京都工芸の流れ

右 浅井忠
中澤岩太博士像
こんなお姿でしたか。
都島英喜
喚魚亭(住友本邸庭園)
都島は関西美術院のメンバー

都島英喜
絵画作品と並び、図案が、浅井忠は図案製作の基礎は絵画にあるとした。
そしてその後は図案学なるものが新設。
ミュシャ製作の資料も教授されたようです。


そして、浅井忠と工芸家のコラボレーション
清水六兵衛(五代)
草花絵替わり蓋物向付

浅井忠の日本画
黙語と号して、軽妙な日本画を多く描いた。
左より
秋山小原女
鬼ヶ島(双幅)

西川一草亭
春芳秋卉図

浅井忠
梅図花生
この色は素晴らしい、また梅の図案も洒落てます。

浅井忠 図案
迎田秋悦 制作
七福神蒔絵菓子器

この後は、浅井忠の図案の陶磁器の流れを汲んだ作品、うん、サイズからアール・ヌーヴォー様式だなあと。

住友家の欧州陶器より
これらを日本で、形や図案、更に製法、釉薬の研究を進められていた。

そして欧米製陶会社の作品、再び浅井忠と中澤岩太が選んだ教材

そして、初代宮沢香山と板谷波山




そして、浅井忠と大津絵、関係あるのですね。これはこの時代のつきものなのか。
梅原龍三郎も興味示していましたね。

と、ラストは、日本陶磁器の発展を追う展?のようになっていました。

~10月13日
泉屋博古館分室