読了記です。

原田マハさんの話は洋画のイメージでしたが、こちらは舞台は京都。

最初はモネの睡蓮が登場しますが、京都の日本画家、その謎の若い無名女流画家、京老舗画廊、そして彼女の描く作品、など日本の美術の話がメインに。
また、東日本大震災後、妊娠が分かり東京を離れた主人公の菜穂。その頃の事を思い出しつつ読んで行きました。

タイトルの異邦人、いほうじんではなく、入り人(いりびと)と読みます。これは京都に他の地域から入って来る人の事。
この場合菜穂の事。
確かに京都らしさ、どろどろしてて、また菜穂の生い立ちもそう来るか、と言うところでした。

芸妓の存在がポイントにもなります。

よくも悪くも京都の雰囲気は味わえる作品です。祇園祭とかの話も。

黒幕のゲルニカほどスムーズには読めませんでした。

まあ面白いとは思いますか、すかっとはしてなく、ストーリーを楽しむ感じですかね。

ドラマ化すると、菜穂は竹内結子、無名女流画家は菜々緒画家良いかな。

表紙は
高山辰夫『いだく』東京近代美術館蔵