遂に終わってしまいました。

 

リオ五輪。



開会式からちゃんと見たのは初めてかもしれない。

ただ、この時はこんなに日本がメダルを獲得することも、

深夜まで熱狂的に応援することも想像してなかった。

 

 

水泳・体操・卓球・バドミントン・陸上・・・

 

他にも、日本が初めてメダルを獲得した種目も多かった。

本当にたくさんの感動をありがとう。と言いたい。

 

 

そんな中、このオリンピックで改めて感じたのは、

「解説」の大切さと面白さと難しさ。

 

そう感じたのは、ヴィッセル神戸のホーム戦で

インターネットラジオVISSEL RADIO(Vラジ)の

選手情報とプチ解説を担当させて頂いているのもあると思う。

 

 

実況と解説には見る側(聴く側)の“好み”と言うのもかなり影響すると思っている。

 

 

VラジでもTwitterで「試合の流れが分からない」とか「うるさい」とか言われることも多々ある。

逆に「気持ちが伝わる」とか「臨場感がある」とか「情報が細かい」とか褒められることもある。

 

アウェイ側のサポーターさんからすれば、

「何だよ、このラジオ!」と怒りたくなるシーンもあるでしょう(笑)

この点に関してはあくまでも

「ヴィッセル神戸の運営ラジオです」と断りを入れている。

誰をリスナーにして放送を作っているのかは本当に重要。

 

そんな中、アルビレックス新潟のコラムを書いている

えのきどいちろうさんがVラジを聞いてくれていたらしく、

とても素敵な感想(もちろん課題も)を記事にして下さっていて感動!

http://www.albirex.co.jp/news/special/48267

 

これを読んで、私のスタンスが明確になりつつあるものの、

これからも良い放送をお届けできるように精進しなければと思っています。

 

 

・・・と言う前置きがあっての解説について。

 

 

テレビとラジオでも実況解説の中身は変わってくる。

映像がある分、必要な情報を適切なタイミングで放り込む技術がいる。

逆に見えたことだけ言っているようでは、意味がない。

 

 

元々マラソン解説でお馴染みの増田明美さんは大好き。

 

信じられないくらいの細やかな取材。

陸上への愛情、選手への応援、穏やかな声。

 

私は大好きで、目標にしているくらいだけど、

関係ない情報が多いと批判的に見る人もいる。

あと、実況さんが普通にスルーすると言う点で、

実況からしたらやりにくいのかもと、別の意味で面白く見ていた。

 

まぁ、万人を満足させるのはとても難しいということ。

 

 

そして今回、改めて目標にしたい解説があった。

 

卓球女子の試合で解説をした宮崎義仁さん。

 

本当に感動したので調べてみたら、

ロンドン五輪で男子卓球チームの監督を務めた方だそう。

 

ご本人も選手としても活躍し、監督もされた方だから当たり前だけど

知識も豊富で分かりやすく、次の手などを予想するのでより面白く見ることができ、また、何より選手を応援するスタンスが適度で心地が良かった。

 

アツイ応援も盛り上がるけど、

「冷静で穏やかだけど、深い愛情を感じる」

という解説だった。

 

卓球自体は知っていてもスポーツとして認識できている人は少ない。そういう層の人たちに卓球の知識と魅力を植え付ける解説だったではないかと思う。

 

Twitterでも同じような感想を持った人が結構いた。

そういう意味で今回のオリンピックは、選手だけではなく、

その周りにも関心の行く素晴らしい大会だったのではないかな。

 



最後に泣かせてもらったバドミントン女子ダブルスの2人。

 

解説は小椋さんでしたね。

バドミントンの知名度を押し上げたオグシオ。

選手目線で一緒に戦っている感覚があった。

 

夜中に「よっしゃー!」と一人で叫ばせてもらった。

タカマツペア、感動をありがとう。



私は元選手でもなく、何の肩書もない、ただヴィッセル神戸を近くで取材させてもらっている

メディアの一人ですが、私だからこそできる解説(選手情報担当)となれるように、勉強していかなければならないと改めて思うオリンピックでもありました。

 

 

東京オリンピックに向けて・・・!笑

 

 

Marioマリオ