わたくし昭和生まれでしてね
それもバリバリの昭和ですの
なんつったって、「エースをねらえ」で女子はテニス部にわんさか入部(あたしゃバスケ部でしたがね)、「宇宙戦艦ヤマト」を見ては次の日学校で地球滅亡まであと何日って話ですわよ
そのころの制服は男子は学ラン、女子はセーラー服と相場は決まっておりやしてね(笑)
私が通う中学はセーラー服の襟に白い3本ラインが縫い付けられておったのよん。
当時は「かみじゅく」ってお店で採寸して制服や体操服を注文するの。
思えばそれはそれは寸胴でカッコいいとは言えない。
やがてヤンキー風に上着の丈を短くしてスカートを長くする(時代がわかるなぁ)ようになっちゃうのよん。
あたしゃ、ちゃうわよ。
何がちゃうって、そんなことをしなくたって
セーラー服の上着のウエストにはくびれがあってかっちょいいわけ、スカートは成長とともに丈も長くしてもらえる。
なんつったって、このセーラー服はママちゃんの手づくりだから、私のカラダにぴったりなの。
ママちゃんは服作りのプロですからして・・・
誰のセーラー服よりかっちょいい
ママちゃんってすごいね。
でも、子どものころはそんなのわからず、
なんで「かみじゅく」で買ってくれないのよ~。
そんなこと思ってた。
採寸に行くみんなはいいな~なんて思ってて、
高校の制服は買ってもらうことにしちゃったんだよね。
そして、あたしゃアホでした。
ブレザーとジャンパースカートだったけどさ、ズドーンとしていてカッチョ悪い
ほんで結局、夏服はママちゃんに頼んで作ってもろたのだ~
やっぱどこの誰のよりカッチョいいではあ~りませんか
最初からママちゃんに任せとけば良かったんよね。
ママちゃん、こんな思い出があるっちゅうのが嬉しいでごじゃいます。
ファッションに興味を持ったのもママちゃんの影響かもしれんし、グラフィックだけどデザイナーになったのも子どものころからの服やママちゃんの洋裁してる姿を見てたからかもしんないね。
グラフィックも服もデザインするのが楽しい
ママちゃんの娘で良かったよん。
あんがとねん