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鋼構造ジャーナルに掲載されました。

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『俺は鉄骨屋だ!』

                          田村正光

 

朝一番に工場を一周。その時、奥から漂うシンナーのにおい。

そんなとき、こう感じてしまう。『うーん♪、いい匂い』

・・それが鉄骨屋なのだ!


工場のヤードには製品が重ねて並べられている。時間がたった

製品からはサビが浮き出て、一面黄色に。そんなとき、こう感

じてしまう。『いい錆出てるねー♪』

・・それが鉄骨屋なのだ!


曇り模様の夕方、薄暗くなった工場は納期を間近にしてフル稼

働。溶接の火花が飛び散り、けたたましい音をたてている。そ

んなとき火花を見てこう感じてしまう。『う、うつくし~♪』

・・それが鉄骨屋なのだ!


一般の人たちにとって塗装に使うシンナーは臭いもの。摩擦面

の錆びは、汚いもの。溶接の火花は危ないもの。でも我々鉄骨

屋にとっては愛着があって、とってもとっても大切な存在。


鉄骨屋はお互い、日々激しい受注競争を繰り広げる、ライバルで

あり、敵である。しかし、お互い鉄骨屋は、一般の人から見たら

とっても変わったとっても悪趣味な感性を持つ仲間たちなのだ。

だからこそ、通じる気持ち、認め合える気持ちということがある

のではないかと思うのだ。


鉄骨屋は儲からない、3Kでやりたがる若者が少ない。そんなこと

をいう人もいる。でも本当にそうだろうか?鉄骨屋はデカい仕事

だ!一品生産の鉄骨屋は培った経験が生きる仕事だ!そして、衣

食住をつかさどる鉄骨屋はなくならない仕事なんだ!我々はそん

な鉄骨を愛してやまないのだ。


なぜなら『俺達は鉄骨屋なのだ!』


                     (田村製作所社長)


私の経営者仲間で動物病院を経営する友人が昨年病院を改築したので、先日お祝

いがてら見学にお邪魔してきました。見学するにつれ、その設備の多さ、その高

額さに驚いてしまいました。お医者さんの腕が必要なのは当然でしょうがそれ以

上に設備がものをいう装置産業なのだと感じました。そのあと、その友人とその

家族で歓待してくれました。途中からは友人のお父さんとお母さん、病院の方ま

で登場し楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

そのお父さんのお話がおもしろかった!!詐欺にあって・・億円巻き上げられた

・・とか、高速道路で事故にあいそうになった話とか、苦労話なのか笑い話なの

か区別がつかない失敗談をたくさん聞かせてもらいました。でも、笑いながら話

してくれましたが、話の端々に当時の苦労がにじみ出ていたように感じます。

 

その時ふと感じたこと。「あれっ、この人はこんなに失敗しているのに、なんで

成功し、また新しい病院まで建てているのだろう?」・・と。大きな失敗をし、

立ち上がれない人、経営者はたくさんいるのに・・。その問いにお父さんが答え

てくれました。

 

『自分のためにやっていないからじゃないかな?』・・と。

 

経営をしていると(生きているだけでそうですが。)大きな災いに見舞われるこ

とがあります。仕事をしていること自体にリスクがありますし、事故や取引先の

倒産など数えればきりがありません。もちろん自分自身が起こす失敗もあります。

そして、そのリスク、失敗をすべて避けることはどうやら不可能なことであると

最近やっと理解できてきました。

 

失敗をすることを前提に。災いが降りかかることを前提に。どのようにしたらそ

の中でも強く生き延びて行けるのか?その答えはどうもそのお父さんの言葉の中

にあるような気がします。

 

 

・・・みなさんどう思われますか?