ようやく訪れた春の陽気が気持ちよくて
玄関の戸を開けっぱなしにしていた。
スタタタっとベージュが外に走っていった。
しまった!いつも神経質なくらいに猫の脱走には気をつけているのに、気持ち良さに完全に油断していた。
室内飼いの彼には外は刺激的だろうが
同時に危険もいっぱいだ。
もしかしたら家の場所がわからなくなり帰って来れなくなるかもしれない。
嫁と2人で慌てて裸足でベージュを探しに飛び出した。
最初に目に入ってきたのはベージュではなく黒い2匹。黒い犬と黒い猫が寄り添うように佇んでいる。
きっとベージュは外に出たのはいいがこの2匹に驚いてどこか遠くに行ったか怖くて帰って来れなくなったと思った。
彼らを横目に庭を少し歩くと、いた!ベージュがいた!
桜の花びらでピンク色になった地面のまわりがぽうっと少し明るくなり、そこでベージュは静かに香箱座りをしていた。
そうだ、そこは先に虹の橋を渡ったベージュの兄のシャムトラが地面に眠っているところだ。
久しぶりに兄ちゃんに会いたくなったんだろうか。
見つかって安心したと同時に
懐かしさとあったかさとさみしさが混ざったなんとも言えない感情が胸から溢れてきた。
さ、帰ろうぜ。ベージュ。
——と、ここで目が覚めた。
夢の舞台は今住んでいるところではなく
私が育った山形県庄内地方の実家でした。
しっかりと色つきまで覚えている夢なんていつ以来だっけ。
ベッドから出て現実のベージュを探すと、お気に入りの箱で丸くなってスヤスヤ寝ていました。
寝起きでまだぽーっとする頭で元気だったころの彼の兄猫を思い出しました。
なんだろこの夢。何か暗示してるのかな~?
以上、夢占いできる方よろしくお願いします 笑
眠りが浅い人からの投稿
