~フトした気づきとキッカケになれば・・・~
● 二宮金次郎(尊徳)から学ぶ 第三話
「宝物」 とは・・・
「幸せになる生活法則」を宇宙・大自然の中から発見した
私たちが学ぶ偉大な教育者の丸山敏雄が
もっとも深く研究した人の一人が、
二宮尊徳翁の生き方でした。
先日の倫理法人会のセミナーで拝聴した
二宮尊徳(金次郎)から数えて七代目の子孫である
中桐万里子先生のたくさん話された講演内容を、
聴き及んだ範囲で、
私自身の「心の実践」として、復習して書きます。
前回第二話は 「たらいの水」のお話でした。
今回第三話は 「宝物」・・・ のお話です。
田畑の実りは、人間の力によって初めて、
生まれます。
また、農業は1人ではできません。
人の助けや仲間たちの力が無くては出来ないのです。
つまり、田畑の実りは、
人と人、人と自然のコラボレーションがあって
初めて生まれる作品だといえます。
この考えを基本に、江戸時代に二宮尊徳は災害に苦しむ
600以上の村を、村人の中に入って、
一緒に農民に気づかせ、導き
立て直すことが出来たのです。
私たちは「宝物」を大切にしますが、
「宝物」というこの言葉の語源は
「田から生まれたもの」
つまり「田んぼ」から生まれた
言葉だとも言われています。
田んぼには作物や人々の労働の汗があり、
太陽や水の恵みと共に、人々がお互いに助け合って
「田から生まれるもの」=宝物 から
大切な命を頂いているのです。
このように日本人は、
生活の身近なものから
「宝物」を頂いているのです。
つまり、小さなものの中にこそ
私たちの「心の宝物」は眠っているのです。
「日常をよく見渡すと、そこには奇跡、感動、
有り難さ、キラキラした幸せの種が
隠れています。
他人任せにして、幸せや感動が欲しいと
求めるのではなく、
自分が人生の主役となり、
自分の足で歩き、
埋もれている小さな幸せの種を掘り起こし、
地域社会を豊かにして、
次世代へつなげて行くことが
大切ではないでしょうか。
「あらゆることは工夫と知恵で
乗り越えることが出来ます。
困った時には必ず現場に戻り、
現実を受け入れることが大事です。
ヒントは全てこの中にあります。
現実・現場にこそ、
自分を豊かにするエネルギーが
満ち溢れています。
現実を「よく知る」、「よく見る」ことで
無限にエネルギーが湧いてきます。
そのエネルギーによって
"ワクワク感""ドキドキ感"が
生まれてくるのです。
それが「徳」なのです。
こんなお話に、素直に感動しました。
次回 第四話は 「よく知る」 「よく見る」とは・・・です。
日々の生活場面のその時、その場に意識を向けた時、
学び、教わることが多いですね。
ありがとうございます
~しろしろジイチャン~