5月26日 土曜日 幸せになる”心のあり方”
~迷ったとき、悩んだときの我が人生の拠り所となれば~
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● 欲はあってよい
人間は欲心に満ちていて、それでよいのである。
欲があって初めて、人生が成り立つ。
仮に、気候がよく、食べ物は居ながらにして得られ、
洋服もいらないとしたら、
何を楽しんで働けるだろうか。
寓話にある仙人のように、霞(かすみ)を食って
生きているという連中もできてくるであろう。
こんな中には文化といったようなことは何一つ栄えず、
原始の世界がそのまま続いて行くであろう。
幸いにして、人には欲がある。
いや、人は我欲一点張りである。
この欲があり、わがままをするということが、
本能の世界を踏み越えて行けば、
ついに大きな文化の分野を切り開き、
更にこの欲望の一線を見事に乗り切って、
高い精神文化、広い学術、芸術の天地を
切り開いて来たのである。
これは一つに、人類に我欲があり、
わがままがあったからである。
柿の実は渋(しぶ)があったればこそ、
朱玉のように美しい甘い熟柿に
変わって来るのである。
固く閉じた目をかっと大きく見開いた時、
人生の妙味は悠然として湧き、
甘露の泉のような滋味が、
ふくいくたる芳香を四方に漂わすのである。
<丸山敏雄 「歓喜の人生」 p96>
◆ 今朝のわが家の花
洗面台の一輪のドクダミ
丸山敏雄とはどんな人?
◆ 丸山敏雄(明治25年5月~昭和26年12月没)は、 教育者であり、歴史研究者、書家、歌人、思想家でもあり、今日の文部科学省所管の社会教育団体の(社)倫理研究所の創始者です。
戦後、スグの昭和20年9月に創設して以来今日まで、親子三代に渡って、敗戦で失ってきた日本人としてのあるべき正しい精神を取り戻すための、社会教育運動を続けています。
◆ 私たちは、生活の上で苦難や困難に直面した時、どのようにそれに対処していけばいいかという、「心の持ち方」や、「心のあり方」を学びながら、その問題解決のための生活実践を行っています。
戦後、スグの昭和20年9月に創設して以来今日まで、親子三代に渡って、敗戦で失ってきた日本人としてのあるべき正しい精神を取り戻すための、社会教育運動を続けています。
◆ 私たちは、生活の上で苦難や困難に直面した時、どのようにそれに対処していけばいいかという、「心の持ち方」や、「心のあり方」を学びながら、その問題解決のための生活実践を行っています。

「至心」と書かれたる丸山敏雄の書の扁額です
コピーですが貴重なものです。
先日、50年来倫理を学び続けてある75歳のご婦人から頂きました。
「至心」とは、「大宇宙と一つになった心、つまり本当の自分」があることを教えた言葉のようです。
強い心、純一無雑、清浄無垢、明朗雄大、熱烈果敢、火にも溶けず水にも溺れぬ不動不磨の至誠心、これを「至心」と申します、と丸山敏雄は述べています。
◆ 人が正しく生きるための心の持ち方を教えてくれています。
今から60年以上前の文章論文なので、スグには理解できない言葉もありますが、何度も読んでいるうちに、その言葉の奥にある著者の言いたいことの意味が、じわっと”感じる”ようになるものです。
言葉は著者の魂として、生きています。
固く閉じた目をかっと大きく見開いた時、
人生の妙味は悠然として湧き、
甘露の泉のような滋味が、
ふくいくたる芳香を四方に漂わすのである。
ありがとうございます
~しろしろジイチャン~


