4月12日 木曜日 幸せになる”心のあり方”



~迷ったとき、悩んだときの我が人生の拠り所となれば~

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● まことの芸術




苦難のないところに、本当の芸術は生まれない。




名優の踊りを見、大家の名画を見、



世界的な音楽家の演奏を聴くと、



神技自在、



何のこだわりもなく、少しの苦しみも見えないが、



これこそまったく一生かけて苦しみ抜いた



汗の賜物である。



そしてこれらの芸術が、



苦労の中から生まれたという、




それだけのものではない。



「苦難そのものが”無限の美”である」と



徹した境地に、



まことの芸術が生まれ出るのである。


<丸山敏雄 「人類の朝光」 p10>





◆ 今日の言葉通りの素晴らしいコンサートに行って来ました。


しろしろジイチャンのことをいつも気にかけてくれている知人から招待券を頂いたのです。


いい演奏会があると、彼の権限で、音楽好きのしろしろジイチャンにいつも招待券をくれるのです。



それほど深い付き合いではないのですが、

彼が主催するある文化人?(大学教授、医者、地元知名度のある人々など)の集まる会で、

「高齢者でも心の持ち方一つで、生き方にエネルギーが蘇って来る! 高齢者たちよ!趣味を深めよう!と

カントリーミュージックを演奏しながらスピーチをするという講演をたのまれたのがキッカケです。


定例会場は西日本新聞会館16Fの国際ホールなのですが、

この会へのお誘いもありますが、地元では著名らしいインテリの方々が多く参加されているようです。

有名人とは、余りご縁がないと思っており、さほど有名に興味がないので、その会には出ていません。


◆ スピーチはもう数年前のことですが、それ以来、この会へのお誘いの案内状と、彼の団体が主催する有名コンサートのチケットを送ってくれるのです。


彼は、その時のノーギャラでの出演に迷惑をかけたとでも思っているのでしょうか、恩義を感じているのでしょうか、とても好意的に接してくれます。

ありがたいことです。

その”思いやりのある友情”に深く感謝して、会には参加しなくとも、コンサートには用事を変更してでも必ず行かせて頂いてます。


◆ 昨晩のコンサートは、

名門チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の

美しい伝統の響きがきらめく、

管楽器ブラス・アンサンブルの

『チェコ・フィル・ブラス』でした。


会場は、アクロス福岡シンフォニーホールでした。



◆ 管楽器と言えば、ブラスバンドやジャズオーケストラ、警察音楽隊の行進曲くらいしか知りませんでしたが、とんでもない!

こんな素晴らしい繊細なトランペットの音色と、トロンボーン、ホルン、チューバの奏でる個々の音色を出せるなんて、考えても見ませんでした。

完全に音の響きと共鳴に魅了されてしまいました。



◆ リーダーのケイマルは、世界的に有名なチェコ・フィルの首席奏者だった人で、いま71歳とか・・・



ハイ高音から低音まで、艶のある音色は、並々の肺活量では出せません。

これまでの音域を吹ける、鍛え上げられた肺活量を保つには、並々ならぬ努力とご苦労があったことと、同じ音楽の愛好家として察します。



彼を称して、ある有名な音楽家は、


『人は誰でも努力によって頂点に立つことは可能だ。


しかし、頂点のその先まで上がって行くのは、”人柄が大切である”』




正に、昨晩のステージで、たどたどしい日本語で笑いを誘いながら、曲の紹介をするなど、お客様への気遣いの深さと、それがにじみ出る演奏に、感動の拍手が鳴りやみませんでした。




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とても親しみやすいクラッシックの分野でしょうか

奏でる演奏は、このイメージの宮廷などの場所で演奏される

上品で高貴なフィル・ブラスでした


王様が従者を大勢引き連れて入場される時の雰囲気にふさわしい音楽でした


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たった6人のアンサンブルですが、繊細な音色から力強い、重厚な曲目まで、

音域幅が広く、滅多に聴くことの出来ないブラス・サウンドでした


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一曲が終わるたびに、全員が起立して席を立ち、

観客に向かって、頭を下げていました

普段通りの仕草にとても好感の持てる奏者でした


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会場は6割くらいの入りでしたが、演奏には一曲一曲に万雷の拍手が鳴りやみませんでした。


演奏が終了しても、何度も何度ものアンコールに応えて、出たり入ったり・・・


アンコール曲の日本の曲の「ふるさと」を全員で演奏した時には、涙がこぼれ、

これで、もう終わりだろうと思っていると・・・突然、トランペットのケイマルがたった一人で登場して、

静かに演奏を始めました。

東日本大震災への鎮魂歌のようでした。


この曲を知っている会場のお客様が、皆さんでハミングで静かに合わせて歌われ出した時は、もう涙が止まりませんでした。


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71歳です



世界的な音楽家の演奏を聴くと、


神技自在、


何のこだわりもなく、少しの苦しみも見えないが、


これこそまったく一生かけて苦しみ抜いた


汗の賜物であり、

まことの芸術が生まれ出るのである。






『人は誰でも努力によって頂点に立つことは可能だ。




しかし、頂点のその先まで上がって行くのは、


”人柄が大切である”』





ありがとうございます

~しろしろジイチャン~