4月2日 月曜日 幸せになる”心のあり方”

~迷ったとき、悩んだときの我が人生の拠り所となれば~
958

● 芸術の意義


山の中に入り込むと、山は見えません。


泳いでいては、海の偉大さはわかりません。


本当に生活そのものの意義――実は自分そのもの


――を見極めるためには、


自分の生活や、自分の仕事から


まったく離れて、見る――客観する――ことが


必要になってまいります。



すなわち、全く何も無い所、空なる所――空所


――が必要になってまいります。


その空所が、芸術境であります。


生花、茶の湯、謡曲、芸道、又は花造り、


山登り、釣り、散歩などといったものが、


すべてこうした意味を持つものだと思います。

<丸山敏雄 「書道藝術」 p265>



◆ 昨日の日曜日、大牟田の高校時代の同窓生のTSUTSUMI君の宅を訪ねました。

現役時代は、大手企業の東芝でコンピューター関連の責任者をしていましたが、今は故郷大牟田の実家に戻って、茶の湯の先生をしています。

◆かねてより、「お茶をやってるから、遊びに来い」と誘われていましたが、やっとその念願が果たせました。

茶の湯は、不調法で、何の作法も知りませんので、この際、何でも経験が大事だと思い、同じ同窓生の筑後市で歯科医をやっているINOKUCHI君と大牟田市内で長年魚屋を営んできたYAMAMOTO君と三人連れ立って伺いました。

三人しか入れない茶室で、長時間かかるから、三人だけと限定されていました。

茶の湯の「茶事」とのこと、初めての体験をさせていただきました。

「茶事」とは、初めて聞く言葉だし、皆目検討もつきませんでしたが、教えてもらいました。

また、インターネットで調べました。

簡単に言うと「お茶の懐石料理」で、招待状から始まって、お出迎えから食事、酒宴、茶の湯、デザート、見送りまで、何と昼の12時から17時までの5時間のフルコースでした。

◆ 三人とも抹茶を立ててもらって飲んだことはありますが、懐石料理が組み合わさったのは、初めてのことでしたので、茶の湯の奥の深さを教えてもらいながら、興味津々、この時間を、心行くまで堪能できた、最高の日でした。

◆ 彼は表千家ですが、流儀や作法はかなり自由にもてなすそうで、格式ばったところを押さえてくれたのでしょう、
「お前達が、他のところでの茶席に招かれた時に、恥をかかない程度に大事なことだけを教えてやる」と言って、要所要所だけに説明を加えてくれました。

一貫して、招かれた私たち三名の茶道素人に合わせてくれました。

◆ 表千家の「茶事」に関心のある方は、下記のURLを参照下さい。

「茶事の流れ」がすべて写真入で、説明されています。

50年前からの同窓生のTSUTSUMI先生の、亭主としての茶事のもてなしが、まったくそのままの作法に基づいてされていたことに、この説明を読んで、驚きました。

そのままでした。

http://www.omotesenke.jp/chanoyu/k_4.html


しろしろジイチャンのブログ-120401_114107.jpg


快晴の大牟田市倉永のTSUTSUMI邸

モクレンと桜が満開でした


しろしろジイチャンのブログ-120401_120519.jpg


しろしろジイチャンのブログ-120401_114140.jpg


大きな邸宅の敷地内に茶室への入り口がありました


しろしろジイチャンのブログ-120401_113851.jpg


しろしろジイチャンのブログ-120401_113518.jpg


よく選定された白モクレンの木に花が満開


しろしろジイチャンのブログ-120401_113812.jpg


しろしろジイチャンのブログ-120401_170317.jpg


しろしろジイチャンのブログ-120401_113332.jpg


茶室のある庭は、全部、様々な種類の苔庭でした

私たちを迎えるために、打つ水でみずみずしさに感動しました

 
しろしろジイチャンのブログ-120401_113408.jpg


しろしろジイチャンのブログ-120401_113051.jpg


「寄付」と呼ぶ一室です

茶事が始まる前の客人を迎える待機する部屋の入り口です

薄明かりの中、物音一つせず、静寂が漂ってました


しろしろジイチャンのブログ-120401_121904.jpg


外露地に出る時に履き替える「露地草履」です

横の小さな中門の木戸を開いて庭に入り、茶室で準備が出来るまで
ぞうりに履き替えて、円座に座って、亭主の呼びかけまで待ちます。


しろしろジイチャンのブログ-120401_122514.jpg

 

しろしろジイチャンのブログ-120401_122004.jpg


茶室に入る前に、ココの「つくばい」で手を洗いました



しろしろジイチャンのブログ-120401_123400.jpg


しろしろジイチャンのブログ-120401_144504.jpg


茶室に通じる苔が敷き詰められた庭


しろしろジイチャンのブログ-120401_150459.jpg


大牟田市で鮮魚店を営んでいた、とても気の合うYAMAMOTO君


しろしろジイチャンのブログ-120401_151229.jpg


筑後市でマイペース開業歯科医のINOKUCHI君

版画と石の篆刻(てんこく)芸術の私の先生です


しろしろジイチャンのブログ-120401_122044.jpg


茶室入り口、頭をかがめて入ります

しろしろジイチャンのブログ-120401_144601.jpg




しろしろジイチャンのブログ-120401_151658.jpg


たたみ二枚だけの茶室の中

写真のために、障子を開けましたが、蝋燭明かりだけで茶事は始まりました

一汁三菜の懐石料理から始まりました


しろしろジイチャンのブログ-120401_151959.jpg



しろしろジイチャンのブログ-120401_115205.jpg

陶淵明の四行詩にあるようです

「春水満四澤」茶道の掛け軸によく使われているようです。

一休と書いてましたから、一休さんも好んだのでしょう。

(春の水は四澤に満ちる)と読み、

春になると雪解け水が四方に広がり出すとの、春の知らせを歌っているようです。

しろしろジイチャンのブログ-120401_124136.jpg


目が慣れてくると、何の不自由もありません

心が静かに、落ち着きます


しろしろジイチャンのブログ-120401_125048.jpg

炉に炭を加えて香を焚き「香合」の拝見をしている所です


しろしろジイチャンのブログ-120401_142948.jpg


しろしろジイチャンのブログ-120401_145029.jpg



しろしろジイチャンのブログ-120401_143831.jpg



しろしろジイチャンのブログ-120401_152358.jpg



しろしろジイチャンのブログ-120401_145931.jpg


気心の知れた高校時代の同級生と過ごした、楽しい一日でした

本当に生活そのものの意義――実は自分そのもの

――を見極めるためには、

自分の生活や、自分の仕事から

まったく離れて、見る――客観する――ことが

必要になってまいります。



すなわち、全く何も無い所、空なる所――空所

――が必要になってまいります。

その空所が、芸術境であります。


ありがとうございます

~しろしろジイチャン~
http://www.facebook.com/profile.php?id=100003361333460&sk=wall&v=wall