8月16日 火曜日 今日の道しるべ

● 尊卑と順序

我が国の神話時代前後には、

女性は留まって家を守り、

子どもを育てるというだけのことではなく、

進んでどしどし外の仕事に従った。

農耕はもとより、男のすることは何でもしたことが、

正史に伝わっている。

※ 正史(せいし)=国家が編纂した正式の歴史。

女性が現在のように、家事につくことが

本筋のように考えられ出した事には、

儒教思想、または、仏教のしきたり等の影響が

大きいのではないかと思う。

我が国本来のしきたりでは、

男女共々に、同じように働いていたのである。


同権であり、同じ力ではたらいてこそ、

夫婦の結びは、いよいよ堅くなる。

もし一方が弱い、小さいモノとすれば、

たとえ結んでも切れていまう。

合一してゼロとなる場合、

「+」と「-」の絶対値は、常に等しくなくてはならぬ。


それで、本当の意味で、男と女の間には、

尊卑の隔てはない。

ただ先・後、上・下の順序がある。

この順序がなければ、世の中は乱れてしまう。

尊卑と順序とを誤ってはならぬ。

位置を価値と間違えてはならぬ。


おのおのその位置を守り、持ち場を固める順序を

守って、これを違えぬ時、

その尊さは平等であり、その値打ちは同じであり、

言い分には同じ権利がある。

こうした正しい場合の上に

平和な家庭が生まれ、

平らぎむつみの世がなり立つ。

※ 平らぎ(たいらぎ)=仲直りすること。和睦。
むつみ(睦)=馴れ親しむ。仲良くする。

社会一切の平等は、まず夫婦の平等から始まる

――と考えてよい。


丸山敏雄 「歓喜の人生」 p110>


◆ 丸山敏雄は幸せになる自然の法則から、

古来日本では男尊女卑が強かった社会に対して、

終戦直後から、平和な世の中にするには、

男女同権であると、

このように、女性の地位向上をいち早く提唱しています。


ありがとうございます

~しろしろジイチャン