6月25日 土曜日 今日の道しるべ

● 仕事の意味を考える

皆さんの仕事のおのおのについて、

静かにその意味を見極めてご覧なさい。

必ず素晴らしい、高い意味を見出すであろう。

もし、ただ今の仕事に、意味なしと知ったら、

断然止めること。

足下を掘って、大岩盤石に突き当たったら、

躊躇なくその場を変えればよい。

さらに皆さんが今、命を込めている職業の

置を知りなさい。

その時、すべてのうぬぼれ、高ぶりが消え失せて、

皆さんは純真無垢、聖者のような

「働き人」となるでしょう。

<丸山敏雄 「青春の倫理」 p11>



◆ ここでは丸山敏雄師の言葉が簡単に集約されていますが、しろしろジイチャンには少し解りにくいので、更に、丸山敏雄師の言葉を補足させて頂きます。

◆ 「働く」時は、一切を喜びと受け取って、
元気いっぱいに働き抜こう。


人の嫌がる仕事も、利害を超えた澄みきった心で、
精魂(せいこん)を傾けて、
「人のため、世のため、人類の幸福のため」を、
心に思って取り組みたい。


このように言うと、何か自分の日々の仕事の外に、特別なことをしないといけない、ように考えがちだが、それは違う。


余裕があったら何でもしてもよいが、自分の仕事を通して、いい世の中にお役立ちをしようとするならば、そんな遠方にあるのではない。


自分の生活の身の周りは、案外、心の持ち方次第で、また喜んで働くことで、宝の山に変わってくるのである。

それには、「自分の足下を掘れ!」。

うまずたゆまず掘れ、必ず清水(清い水)に達しよう。


今日、皆さんがもっている職業、今やっている仕事を、
まっしぐらに、やってやってやり抜きなさい。


◆ ここで、自分の霊(たましい)を打ちこんでやるには、まず、その仕事の意味を知らなければなりません。


どんな職業でも、仕事であっても、「私たち人間生活にどれほど大切なしごとであるか」というこ
とです。


◆ 例えば、道路工事中に車を誘導する仕事なども、もし、この誘導が無かったら、いい加減だったら、どんなことになるでしょうか。

※待たされる、時間が無い、急いでる、遅い・・・自分都合だけで、文句を言っている自分がいないでしょうか?

この仕事の他の一面の意義――これを、チョット考える時に、どれほど、自分の精神を高めるにも、知識を広めるにも、役立つことか。


農業や、漁業や、建築工事や、飲食や・・・一切が、世の中のためには必要な尊い仕事なのです。


◆ 本に書かれてることは、字を読んだり、意味を調べたり、ヒントを掴み、糸口を掴むのには大事なことですが、ただ物事の知識や知恵を引っ張り出す役目に過ぎません。


学校で成績優秀な勉強の虫が、世に出て役に立たないのは、東大出のエリート官僚や政治家の姿をみれば、よく解ることかもしれません。
(※この部分はしろしろジイチャンの私見です。)

本に書かれていることの内容の実体は、「生きた世の中」にあって、本ではないのです。

◆ 自分の仕事に対して、心をカラッポにして、自分の一切を傾けていたならば、一日何時間かのパートタイムの仕事の間に、どれほど多くのことが分かるでありましょうか。

「人の姿と人の心との微妙な関係」、「人と天候気候との緊密な変化」、世の動き、時勢の移り・・・・・TV、新聞、雑誌、書籍などをいくら見ても捉えられない「生きた知識と知恵」を得ることでありましょう。

◆ また、日々の生活の中で、同じことを、同じ時間に、繰り返し繰り返し、無心でやっていると
素晴らしい境地に達することが出来るのです。

これは、単調なほどよいのです。(その極は、坐禅でしょう)

山にこもっての修行、滝に打たれての難行は、風邪も引くし、私たちにはヒマがありません。

身近な職場で、家庭で、交友会で・・・巷(ちまた)で、喜んで、「心を無にして実践する」古(いにしえ)の修行者のあとを学びましょう。

<丸山敏雄 「青春の倫理」 p10>


ここまで書くと、今日の道しるべの「仕事の意味を考える」事の意味が分かってきました。


さらに皆さんが今、命を込めている職業の

位置を知りなさい。

その時、すべてのうぬぼれ、高ぶりが消え失せて、

皆さんは純真無垢、聖者のような

「働き人」となるでしょう。


ありがとうございます

~しろしろジイチャン~