12月18日 日曜日 今日の道しるべ


● みんな祖先とつながっている


人には、誰でも生命のルーツがある。


目には見えないけど、自分の背後には、


時を貫(つらぬ)く生命の軸が、脈々と


息づいている。


だから自分は一人ではない。


今も、守られ、支えられている。


<倫理研究所発行 '05標語カレンダーより>


◆わが生命のルーツは両親である。


まさにその通りです。


今生きていると言うことは、自分ひとりの力ではないのですね~


大事に思わないといけませんね~


今日の道しるべは、昭和24年に書いた丸山敏雄と小論文の「万人幸福の栞」の中にも述べられていますが、そのことを科学の遺伝子研究と言う見地から、徐々に明らかになってきました。


それは、命の重みとその大切さ、また代々受け継がれてきた「生命」について、遺伝子研究でノーベル賞候補に何度もあがっている筑波大学名誉教授の村上和雄先生です。


「スイッチ・オンの生き方」(平成21年6月初版 致知出版)の著書の中で、「生命」について、遺伝子によって、また、霊的な不思議な力 something grate によって生かされていると、次のように分かりやすく説明しています。


1.『生まれた生命は、皆エリート』


生命(いのち)の神秘は、人間の場合、父親の体内から母親の胎内に、数億個の精子が送り込まれた瞬間から始まります。


母親のたった一個の卵子をめざして、数億個の精子が死に物狂いの競争を繰り広げて、たった一個の精子が卵子に潜り込んで、受精は完了します。


この受精卵は、生命の中でも選り抜きの細胞で、エリート中のエリートということが出来るでしょう。


つまり、数億分の一の確立で、私たちはみんな誕生していることになります。


2.『38億年の進化のドラマ』


最初、受精卵は1個だけですが、同じものが二つに分かれ、四つになり、八つになって、母親の胎内に38~40週間いるうちに、細胞が数十兆個にも増えて人間の形になり、オギャァ~と産声をあげます。


この間、母親の胎内では、壮大な規模での生命のドラマが繰り広げられています。


人間の赤ちゃんは、地球の生命誕生の瞬間から今日に至るまでの約38億年の進化のドラマを、たったの38週間で経験するのです。


4.『赤ちゃんは38億歳』


いま誕生した赤ちゃんはゼロ歳でも一歳でもなく、38億歳なのです。


38億年の進化のドラマを再現しながら、大自然が大変なエネルギーと時間と、ある種の思い込み、みたいなものを込めてつくったものなのです。


38億年の歴史の結晶です。


生命が尊いというのは、そういう意味で尊いのです。


5.『偉大なる生命』


私たちは、子どもをつくることを簡単に考えていますが、それはずいぶん不遜なことだと言えるでしょう。


人間の力だけでは、赤ちゃんはつくれないのです。


それどころか、全世界の科学者を総動員しても、ノーベル賞学者が束になってかかっても、もっとも単純な、細胞一個の生命体である大腸菌の一つも、カビの一匹も、ゼロからつくり出すことは出来ないのです。


私たちに出来ることと言えば、せいぜい生命が誕生するためのキッカケを与えることで、そして、生まれた生命に栄養を与えることくらいです。


科学でも生命はつくれません。


7.『70兆分の一の生命』


さらに驚異的なのは、ひと組の両親から生まれる子どもには、70兆通りの組み合わせがあって、二つと同じものがないのです。


すなわち、私たちの一人ひとりは、70兆分の一の確率で選ばれて、この世に生まれてきたのです。


地球上のどこを探しても、一卵性双生児を除き、自分と同じ遺伝子を持つ人間はいません。


まさにオンリーワンです。


これは、ちょっと凄いことだとは思いませんか。


8.『偏差値で優劣は測れない』


すべての人の遺伝子が違うということは、一人ひとりの人間にすべて、個性があるということです。


だから、

ある分野ではダメかもしれないが、別な分野ではすごく能力が発揮できる可能性があるのです。


偏差値という尺度だけでは、人間の優劣は測れないということです。


ノーベル賞学者も、偏差値秀才ではない場合が多いのです。


◆人間に限らず、生物の生命はすべて宇宙の進化の最前線にいる訳で、自分たちの生命がここに「ある」という現実は、宇宙的規模で考えてみても、「唯我独尊(ゆいがどくそん)」と言えるほどの重みがあり、重要性を持っています。


私たちはこれをしっかりと認識して、他人の生命も、自分自身の生命も、

ましてや生まれて来る新しい生命に対して、このうえなく貴重なものとして慈愛の心で接していかなければなりません。


25.『生き物を生かす不思議な力』


サムシング・グレートとは、具体的な形を提示して、断言出来るような存在ではありません。


大自然の偉大な力とも言えますが、神と言ってもいいし、仏と言ってもいいような存在です。


捉え方は自由なのですが、ただ、


私たち生命体の大もとには、何か不思議な力が働いていて、それが私たちを生かしている、私たちはそれによって生かされている、


という気持ちを忘れてはいけないと思います。


27.『かけがえのない生命』


生命は決して自分だけのものではない。


堕胎にしろ、あるいは自殺にしろ、人間の身勝手な考えによるものです。


生命は大自然のサムシング・グレートからの贈り物だということを決して忘れてはいけません。


何十兆円出しても買えない、何ものにも代えがたい尊いものなのだ、という事実をぜひ知ってもらいたいのです。


(村上和雄著 「スイッチ・オンの生き方」 p79 平成21年6月初版 致知出版)


ありがとうございます


~しろしろジイチャン~