5月8日土曜日 ・・・続き  


▼お互いに事業に失敗して、励まし合いながら再建を図ってきた

最も信頼し合える友を昨日失くしました。


彼とは、いつも本音で語り合うので、お互いに激論になることばかりでした。

「もう相手にしない! もう会わない!」など、何度もありました。


しかし、いつも気になる相手で、喧嘩したことはケロッと忘れて、

スグにお互いに「時間ある?」と携帯が鳴って来るのです。


▼昨夜は遅くなりましたが、通夜に行かせてもらい、ご家族と遅くまで、

在りし日の友を語り合いました。


今日は11時から葬儀でしたので、勇んで参りました。


彼の姿と会える最後です。


▼好き嫌いがはっきりしていて、誰ともなじみにくく、偏屈でしたが、

しろしろジイチャンには、暇が出来さえすれば、TELかけて来てました。


しかしながら、彼の家族への優しい想いは、普通の親父では

考えられないほど、人一倍に強く、恥ずかしげもなく、二人のお譲さん

とその孫、それに歳を取ってから出来た息子さん、それに奥さまの

自慢話をする時は、嬉しそうに、力が入ってました。


お陰さまで、しろしろジイチャンも彼といる時は、ほとんど話の聞き役で

したから、とても楽でした。

ただ相槌を打てばいいだけでしたからね~(笑)


話に食い違いが出ると、しろしろジイチャンは、家族の様子を聞くことに

していました。

その時彼は一転して、にこにこ顔に変り、聞きもしないことまで話出し

ます。


身(み)贔屓(ひいき)も甚だしい限りで、鼻持ちならないことですが、

彼は、恥ずかしさは、超越してましたね。


▼このことは、誰にも通用することではありません。

鼻について、忌み嫌われることも多かったようです。


しかし、これまで徹すると、逆に嫌みは感じられず、「バカに付ける薬はないね

ェ~」と、しろしろジイチャンには、笑って済ませられるほどの事でした。

純真な男だったんですよね


▼葬儀の親族挨拶は、歳を取ってから出来た大学4年生の長男が

”家族に優しかった父への想い”を涙ながらに切々と訴えかけ

てました。

大学生とは思えないほどのしっかりした、立派な内容でした。


息子の話から、彼の家族への深い愛情は本物だったという

ことがわかりました

真似の出来ないほどの、家族愛への”尊さ”です。


感動的なお別れとなりました。


▼今日一日、この愛すべき友人とのいい想い出が次々に込み上げて

来て、茫然とした一日でした。


彼への想いが募って短歌を作りました。


今日の彼との想い出です。


5/8 題:君との別れ


●病臥(やまいふ)す君の病状気にし折 携帯鳴るは時ならぬとき



●早朝に携帯鳴るは何事ぞ 君の死するを知らす声なり


●電話にて夫(つま)の逝去を知らす妻 無念さ滲み声を震わす


●先月も親しき友の訃報受け 寂しき時にまたお前もか


●一人去り二人去り行く悲しさは 世の慣わしと受ける歳かも


●死の知らせ唖然となるは一瞬で 君の笑顔が浮かびまた消え


●葬式の遺影の写真穏やかに 笑みかけくれて想い出走る


●にこにこと遺影に写る友の顔 苦しさ越えた安らぎ得たか


●会うたびに罵倒し合えた仲だけに 君との別れ気力茫然


ご冥福を心よりお祈りいたします。


~しろしろジイチャン~