4月11日日曜日 今日の道しるべ


● 出せば入る


お金も、物も、幸福も、一か所にととまらず
「流通」する。
入って来たものは必ず出ていき、
人に与えれば、
必ず自分に戻ってくる。
見返りを求めず、必要な所に、喜んでさらりと
回していくことこそ、
豊かになる最短距離である。


<倫理研究所発行 03'標語カレンダーより>



◆人間の「欲」には限度がありません。


出すこと知らなかった時のお恥ずかしいしろしろジイ

ャンの話です。


当時、店舗開発の企画・デザインを主体でやってる時には、

お客様への情報提供や店舗のあり方の自分のアイディアが商

品で、原価はわずかで、利益も多少は出て安定経営でした。


しかし、ある時に知人の事務機器のリース会社の社長から


「自分一人儲かってどうするの?


従業員を雇ってキチンと給料を支払うことが会社として

社会的責任だよ!


それに、一人でやるには限界があるだろう。


社員がいると売上も伸びるし、自分が病気になった場合、

社員が仕事をしていくれるじゃないか!」


と言われました。


それまでは、必要な時に、必要なプレゼンテーション・スタ

ッフやデザイナーを外注でお願いして協力してもらっていた

ので、社員の必要性をそう感じていませんでした。


◆そう言われた時、その会社は、携帯電のブームに乗って販

売員を増員して売上を急激に伸ばしていました。

お金にはとても厳しく「凄い社長だな~」と思いました。


しろしろジイチャンの会社も、携帯電話の伸展に合わせて、

店舗の出店競争の途上であったので、


「ヨシ!チャンス到来!企画デザインだけでは売り上げもた

かが知れてる。

店舗工事受注すれば、売上は今とは比べものにならないほ

ど上がる!

この際、専属のザイナー、営業、施工管理者を採用して

、施工営業をすれば、アドバイス通りそれなりの企業になる!」


楽になるという「欲」が出ました。


◆お陰さまで社員も15名、それぞれがプロの専門職を中途

採用しました。


やれる人材が揃いました。


しかし、仕事に関しては、社員への絶対信頼!の甘い考え

でいたので、社員任せが続きました。


そのうち私の指示には聞いたふりをするだけで、「社長は現

場は解っていない、だから私たちに任せなさい!」と、


多忙を極めていましたので、自分の想う通りには動いてくれ

ずに、それぞれが勝手に動き出していました。

当時は携帯電話のブームに乗っていましたから、売上は伸び

る一方、しかし受注工事の競争も激しくなって、利益が取れ

なくなってきました。

肝心の管理が次々に入って来る受注について行っていません

でした。


また数字を管理し、それをまとめて対策を講じる力がしろし

ろジイチャンには乏しかったようです。


「そうか、そうか」「仕方が無いね!」と経営者としては、

考えられないほどの幼稚さでした。

ただバカなお人よし社長だけでした。


厳しい経営者の”眼”を持ち合わせていなかったのです。


受注額と発注額とのチェックがあいまいで、

当時、経理を当してくれていた家内が、常に警告を発

していましたが、聞く耳を持っていませんでした。


結果は、スポンサーの外資系企業への身売りM&Aで、経営

方針がガラッと変わり、一瞬にして発注がストップしてしま

い、資金繰りがつかず、アッという間に不渡り手形を出して

倒産してしましました。


◆今になって思えば、しろしろジイチャンは先の事務機器の

社長のような経営者としての人と数字の管理面での厳しさや、

売上分析や目標達成に対しての厳しさが足りませんでした。


自分一人でやる範囲では、企画提案会社として、地元では

誰からも評価されていたような気がしますが、人を雇って仕

事をすることは全く向いてなかったようです。


経営者ではなかったのですね。


売上を伸ばして人から認められたいという”欲”そのも

のでした。


それ以来、今日の道しるべ教えなどを学びつつ、深く反

省して、自分に出来るしろしろジイチャンなりの道を歩いて

います。


◆収入は事業をやっていた頃とは雲泥の差ですが、少ないな

りにそれに合わせた生き方が楽なことが分かってきました


入りが少なかったら、出を制すればいいだけのことが

解ってきたのです。


事業をやってる頃は、類にもれず、ゴルフは一週間一回、

中洲では接待の営業経費50100万使い、視察を兼ねた海外

行は毎年に3~4度、60坪の自宅と別荘、会社のビルを

持ち、遊びにヨットなどを一通体験して、見かけだけの豊か

さは体験しています。


時代がよかったのですね。


今は全く無一文になりました。


でも、それでいいと思っています。


”自分さえよければいい”と欲深かったしろしろジイチ

ャンに、天が倒産という危険信号を送ってくれたのだと感謝

しています。


病気一つしない健康な体と、健全な精神を失ってません

から、これからが、本当の生き方になると確信してます。


今でやっと、

今日の道しるべの通り「見返りを求めず、必要な所に、

喜んでさらりと回していく」


という意味が分かってきました。


ありがとうございます。


お恥ずかしい話でした。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


◆一度は成功体験を持って、豊かさも知っていますから、

残された人生での目標は高いですよ!(笑)


~しろしろジイチャン~