アクアマリンは
ラテン語で「水」を意味するAquaと「海」を意味するMarineから
つけられています。
その名前にふさわしく
美しい水色をたたえた
人気の宝石であり、
現皇后妃殿下、
美智子妃もお気に入りの宝石にアクアマリンと
答えられたこともあるとか。

アクアマリンは
「海の精の宝物が
浜辺に打ち上げられて石になった」
「船乗りに恋をした人魚が流した涙が
宝石となって打ち上げられ、
それを船乗りがお守りにした」
などという逸話をもつ石です。
いずれも海にちなんだお話や
伝説が多い宝石ですね。

鉱物としてはエメラルドと同じ
ベリルという鉱物に
色素となるベリリウムの入った宝石です。
色は写真のようなクリアな水色を中心として
より濃いアクアブルーから
薄いミントグリーンに近いものまで
幅広くあります。

特にブラジルのサンタマリア鉱山で取れた
鮮やかなアクアブルーを
最高品質である
「サンタマリアカラー」と呼びます。

ですが現在この鉱山は枯渇状態であり、
よく似た色のアクアマリンが
アフリカの一部から産出されるため
区別して「サンタマリア・アフリカーナ」
と呼びます。
天然でピュアな水色は大変珍しく、
現在日本の市場に出ているアクアマリンの殆どは
人工的に加熱処理され、
理想のアクアマリンカラーに近づけています。

お買い上げ時の留意点としては
*色がグレーがかったり、
緑過ぎない美しいアクアマリンカラーであるか
*目視で確認した時に目立った内包物がないか
 (もちろん直感で気に入られた場合は
この限りではありません)
*美しい水色を楽しめる
ある程度の大きさがあるか
*加熱処理されているか、天然非加熱か。
 (殆どが加熱処理されているため、
天然非加熱の美しいものに
出会われた時はすごくラッキー!と
お考えください)

永遠を感じさせる水色は若々しさに溢れ、
大粒でも嫌味にならず
清楚な美しさを演出してくれます。
持ち主に知恵と落ち着きを
与えてくれると言われるアクアマリン。
宝石言葉は「不老不死・幸せな結婚」

続いては同じく3月のお誕生石である珊瑚についてお話ししていきます。

~つづく~


LINE@公開中です。
オーダージュエリーに関するお問い合わせなど
お気軽にご連絡ください!