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中国の防空識別圏、首相「何ら効力有しない、全く受け入れられない」
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参院決算委員会で自民党の熊谷大氏の中国の防空識別圏についての質問に答える安倍晋三首相=25日午後、国会・参院第1委員会室(酒巻俊介撮影)

安倍晋三首相は25日午後の参院決算委員会で、中国国防省が尖閣諸島(沖縄県石垣市)上空を含めた東シナ海上空に防空識別圏を設定したことについて、「なんら効力を有するものではなく、全く受け入れることができない。日本固有の領土である尖閣諸島上空の領空は断固として守り抜く」と述べた。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131125/plc13112513390012-n1.htm

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産経新聞社説

防空識別圏 中国は挑発の責任負うか

日本の領土である尖閣諸島の上空を含む東シナ海に、中国が防空識別圏を設定した。もとより、尖閣上空は日本の領空である。そこに中国が識別圏を設定する権利はいささかもない。

 中国の行為は、軍事力によって現状変更を図ろうとするもので、決して容認できない。強く撤回を求めたい。日本政府が抗議したのは当然である。

 防空識別圏は領空侵犯を阻止するため、戦闘機が緊急発進(スクランブル)を行う際の基準となる。日本はすでに、尖閣上空を含めて防空識別圏を設定し、中国機の侵入に対して航空自衛隊がスクランブルを重ねてきた。

 中国国防省が出した公告は、識別圏内を飛ぶ各国の航空機に、国防省の指令に従うことや飛行計画の提出を求めている。従わない航空機には「防御的緊急措置を講じる」として、スクランブルを行う方針も示した。

 中国は、空の守りを固めてきた日本の実効支配を突き崩したいのだろう。識別圏が重なることで、両国のスクランブル機が接近しかねない。不測の事態が起きた場合の責任は、すべて中国が負わなければならない。

 中国は昨年12月、国家海洋局所属の航空機が尖閣近辺の領空を侵犯した。今年9月には尖閣付近に無人機を飛来させた。空自機が中国機にスクランブルした回数は、今年7~9月の3カ月だけでも80回にのぼる。日本はスクランブルの態勢を一層、堅持しなければならない。

海でも中国は挑発を強める。尖閣周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)では21日、中国海警局の船の乗組員が中国漁船に乗り移って立ち入り検査を行った。

 EEZは領海とは異なるが、国連海洋法条約によって、沿岸国(この場合は日本)だけに天然資源の探査、開発の権利や、海洋環境の保全のため管轄権を行使することが認められている。

 海警などの中国公船は、これまでも尖閣周辺のEEZで中国漁船への立ち入り検査を行ってきた。「法執行」の事例を重ねる巧妙な手口だが、日本が管轄権を持つ海域での法執行は国際法違反だ。

 尖閣奪取を図ろうとする中国の意図は露骨だ。自衛隊や海上保安庁をはじめ政府一体で、領土や領海、領空を守り抜く態勢の整備と覚悟が求められている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131124/plc13112403310005-n1.htm