月刊ジュニアアエラの危険性
朝日新聞出版社の「ジュニアアエラ」。
気にはなっていました・・・。100%に近い嫌な予感がして(笑)。
先日、同誌9月号を偶然に手にする機会があり読んでみました。
予感は・・・100%見事的中(笑)。
「なぜ日本が原発を輸出するの?」だって?
日本が原発を輸出する理由を列挙した後、首相や日本政府への批判を取り上げ・・・、ここまででも取り上げ方に異議ありですが、驚いたのは、結論部分。
『「福島の事故を経験した日本だからこそ世界一安全な原発を提供できる」という言い方があるが、これは言い過ぎだ。』・・・だって!
子ども相手に言い過ぎなのはどっちだ?
「言い過ぎだ」と言いきる根拠も示さずに決めつけるやり方、とっても卑怯です。
『そもそも「安く安全に大量の発電ができる」という原発の理想と魅力が、事故によって崩れてしまったのだ。』
ふーん。チェルノブイリの事故では崩れなかった原発の理想と魅力が、福島で崩れたというのですねぇ。
チェルノブイリのほうが遥かに大きな事故でしたが。
『だから次のように考えたい。』・・・!!
え?子どもたちに考える素材を提供するのではなくて、ここは注入するのですか。いったい何を?子どもたちが考えるのではなくて、そう教え込むのですね。
『①すでに原発をもっている国も原発を増やさないほうがよい。②原発をもたない国が今からもつことは問題が多すぎる。自然エネルギーなど原発以外の手段での発電を広げることが望ましい。 ビジネスとはいっても、原発輸出は「売る側」の考えや倫理が問われる。日本は福島での事故を反省し、輸出も慎重に考えるべきだろう。』
・・・はい。慎重に考えた結論として輸出するのですが、何か?
「自然エネルギーなど原発以外の手段での発電を広げることが望ましい。」ってそりゃそうでしょ。自民党もそう考えていますよ。でも原発を即時全廃したり、輸出しないってことにはならないんですよ。日本がしなけりゃ韓国やロシア、中国が輸出しますが、その方が安全だと考えるのですね。それとも「どうか輸出しないでください。」と懇願するのですか?それで解決しますか(笑)。
そして冒頭の目立つところに「首相が積極的に売り込み」とありますね・・・。
安部首相への批判ですね。
子どもたちに首相へのマイナスイメージを植え付けたいという意図が垣間見えるどころかありありですね。
他にも突っ込みどころ満載でしたが、批判的思考能力を十分には身につけていない子どもたちに与える害は計りしれず、その点で許し難いものです。
(「今こそ知りたい 戦争と子どもたち」という特集も読んで愕然としました。次の日記に第二弾で書くつもりです)
ついでですが、
表紙の左上には目立つように強調して次のように書かれていました。
「親子で読める!受験勉強にもお役立ち!!」
あ~そうですか。
見事なまでに下劣さ丸出しですね。
これで、子どもに買い与える親など、顔など見なくてもその程度は分かろうというものですが・・・。
私が高校生だった頃、朝日新聞を家で購読していた関係で、「天声人語」を大学受験に役立つ(小論文での出題数№1)と大きく宣伝していたのを見て嫌悪感を抱いたことを思い出しました。あれから少しも変わってないのですねぇ。