転載
祖父と原爆、靖国神社
朝食事を始めて暫く、じいちゃんが今日は良く喋る。8月6日ということもあったせいかじいちゃんの体験談を話してくれた。
『じいちゃんはな原爆よりものお、大阪空襲のほうが怖かったわ。炎が襲ってくるんで。あんときは必死になって逃げたのお。気付いたら川に飛び込んでおったわ。
原爆が落ちたとき、友達が二階から吹き飛ばされたんじゃ。
じいちゃんも吹き飛ばされたが影におったせいか助かった。
家に帰るまでに三人おったのが二人になり気付けばじいちゃん一人じゃった。
大阪で空襲にあって広島に逃げてきて、逃げてきた広島で原爆におうたけどこうやって生きてるのは中曽家を継ぐ意志があったからかもしれんのお』。
暫くして東京の話になったので去年の8月15日に靖国神社に参拝しに行ったことを話したらじいちゃんが誇らしげに『よーへー、お前は良いことをした、あの神社にはのじいちゃんの兄さんが二人も祀られてるんじゃ。今ものお、わしらを見守ってくれてるんじゃ』。
あんなに興奮しながら話してるじいちゃんを初めて見たが喜んでくれて何よりだった。
じいちゃんの兄は支那戦線とフィリピンで戦死されている。
お墓に遺骨は今もない。
広島の語り部やニュースを見ていると本当に悲惨を伝えたいのか疑問に思う。
怖いから危ないから核は嫌だ日本は悪い国でアジアに迷惑をかけた、と毎年いっているようにしか思えない。平和の誓いとはいったい何の事だろうか?