文化と文明、そして民族の問題
日本文明が膨大な種類の、多様な文化によって構成された複雑系であることは既に述べました。
これはヨーロッパ文明が多様な各国の文化の複合体であり複雑系であることと同じなのですが、違いは日本が一国にして、この素晴らしい文明を構成していることです。
この文明の中に於ける文化の多様性を論じると、時に意識されるのが民族の問題です。
①曰く、日本は和人、アイヌ人、琉球人による多民族国家なのでは?
②曰く、多様性が文明を強化するならば、日本も多民族国家が理想なのでは?
結論を端的に述べれば、これはどちらも間違いです。
まず①ですが、アイヌ人、琉球人向けの(アイヌ語、琉球語の)テレビ局は存在しません。
そもそも日本文明の中で最も強力なファクターの一つである、日本語で統御された集団は、既に日本民族の構成員と認めて良いのです。
故に日本は一国一文明一民族の国家と定義して間違いではありません。
ただし、この事はアイヌ語、琉球語の保存の重要性とはまた別の問題ですから、念のために付記しておきます。
次に②です。
これは歴史主義、実証主義を採れば、現在のEUの混乱と、それに果たした異文明移民の問題を指摘すれば、こと足りるのですが、もう少し説明しておきましょう。
文明の型式、様式の統御能力、波及力、影響力を考えれば、文明が異文明と接触する時に、様々な現象が起こることは容易に想像できます。
例えば、ヨーロッパ文明がインカ文明と接触したことが直接の原因で、インカという文明は滅んでいます。
ローマ文明と接触したフェニキア文明(カルタゴ)も同様でした。
しかし、アメリカ文明は母体となったヨーロッパ文明と良好な関係を備えていますし、日本文明とヨーロッパ文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明の関係も友好的です。
つまり、時代の変化、文明そのものの進化も当然に存在しますが、文明と異文明(あるいは非文明)の接触は、ケースバイケースで幸福な場合もあれば不幸な場合もあります。
そこで当然に、文明という段階まで進化した“成功者の選択”は、その維持管理を行う為に、外からの流入者には十分な注意が必要です。
EUに内在する問題、日本に於ける在日支那人、在日朝鮮人の問題に眼を向ければ、日本が特に支那と朝鮮からの移民を拒むべき理由があると認められます。
つまり、日本は多様な民族を少量受け入れるのは良いが、それは友好国、友好的な文明の人間であり、日本の文明をリスペクトした人間に限るのは当然です。
結局、日本文明にとって良好な多様性を保つ為に、移民は考えて入れましょうという簡単な結論が、そこにあるのです。
支那、朝鮮からの移民は断りましょう。
これは文明論の結論です。