調査捕鯨:シー・シェパード支持の3人 監視船に乗り込む
水産庁は8日、南極海の調査捕鯨船団に警備のため同行している同庁の監視船「第2昭南丸」(712トン)に、豪州人の男3人が無許可で乗り込んできたと発表した。同庁や反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)のホームページによると、3人はSSを支持する豪州の団体「フォレスト・レスキュー」のメンバー。SSによる妨害活動の一環とみて、同乗中の海上保安庁の保安官が船内で事情を聴いている。
3人は日本時間の8日午前5時40分ごろ、豪州南西部のバンベリー港約40キロ沖にいた監視船にゴムボートで接近し、乗り込んだ。乗組員や3人にけがはなく、船体にも被害はなかった。
海上保安庁によると、3人は船員法に基づく「保護」の措置として船内にとどまっており、保安官の聴取に「我々はSSのメンバーではない」と話しているという。同庁は艦船侵入容疑での立件の可否などを検討する。
監視船は、SS対策のため初めて現地派遣された。捕鯨船などへの乗り込み行為は過 去に2度あり、今年度は初。SSは今年度も1月4日以降、捕鯨船に発煙筒を投げつけるなどの妨害行為を行っている。