がんばろう」で返ってきた「バカ」の声 元山古志村村長に聞く | mappyの憂国

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http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_member2__20110422_4/story/22fujizak20110422017/
東日本大震災をめぐり、政府の対応が批判されている。家や財産を失い、避難所で暮らす住民らを安心させるには、どうすべきなのか。2004年10月に発生した新潟県中越地震で、大きな被害を受けた新潟県山古志村(05年、長岡市に編入合併)の村長として、全住民を避難させた自民党の長島忠美衆院議員(60)に聞いた。

 中越地震では、土砂崩れなどで村に通じる全ての道路が寸断。長島氏は避難指示を出し、約2200人の住民は応じた。

 長島氏は「規模は違うが、どういう状況なのかを丁寧に説明し、避難生活がどれくらいになるか目標を示すことが大切。どう避難を支え、最終的に国が責任を取るのかを明示する。これを政府はやっていない」と話す。

 ヘリを独断で使い、牛などの家畜を運び出した。

 「政府を信頼して『支援は後からくる』と判断した。今回だったら市町村から要望があれば24時間以内に政府が回答するという形をつくるなど、迅速に現場が動ける方法を考えるべきだ」

 しかし、現実には菅直人首相が本部や会議を乱立させて、スピード感は失われている。

 長島氏は「それぞれが牽制しあっている。判断が1時間遅れれば復興は10-20日遅れる。1日遅れれば1カ月は遅くなります。仮設住宅の完成も遅い。経験上、生活インフラが整っていない避難所での生活は30日、一般的な避難所では40-50日が限度。(東北の)現地は限界に近いはずです」と危機感を語った。

 菅首相が21日に福島を視察した際、「怒りでいっぱいだ」と罵声が飛んだ。長島氏も似た経験がある。避難所で「がんばろう」との趣旨を口にしたところ、「目標も示さずに何をがんばれっていうんだ、バカ村長」との声が返ってきたという。

 「政治家の仕事は『がんばろう』と言うのではなく、具体的な目標を示すことで希望を持たせることです。それができない菅首相が視察に行っても誰も救われない」

 菅首相の言葉が心に響かない理由が分かる。

 さらに、長島氏は「(菅首相に)ふるさとを守る、という思いがない」とも指摘した。菅首相は原発周辺を「しばらく住めない」と語ったと報道され、否定した。

 長島氏は「エコタウンを高台につくるなどの構想はあるようだが、それよりも、いま避難が必要な人をどうするかのほうが大切ではないか」と話し、続けた。

 「震災前の時点で、菅首相にはどう考えても荷が重すぎる状態だった。震災後はそんなことを言っても被災者が救われないだろうと思い黙っていた。しかし、菅首相は実際に苦しんでいる人の気持ちが分からないことが明らかになっている。このままやらせるよりも、引いてもらった方が、いいのではないかと思わざるを得ません」