就職(保護観察官…非行や犯罪をした人の更生
をサポートする仕事)する前に、臨床心理の大
家、故 河合隼雄さんにお会い出来た☆

仕事の事と著書のグリム童話の深層について話
したら、『その仕事に関わった事がある。難し
い仕事だ』と、ビックリするぐらい険しい顔
(般若の様)をされた…

私はその時、危険域に達したら帰ろうと決意し
たのだよね(グリム童話の深層に向こう見ずな
少女が死ぬ話が印象的だったのもある)。

今から振り返ると、宝物のような経験なのだよ
ね。何でも受け入れてくれる菩薩のようだと思
われているであろう方の闇の部分を見られて気
がしてね。

私は瀬戸内寂聴さんも好きなのだけれど、TV番
組で肖像画を書いて貰っていて。出来上がりを
見て、『私はこんなに柔和ではない。そうじゃ
ない部分も持っている』と語っているのが印象
的だった…

長くなったので②に続く…