DAY4②ユングフラウヨッホは人生最高地点【世界一周後半戦⑪】
グリンデルヴァルトには11時半過ぎに到着しました。おおむね予定通り。ホテルのチェックインは14時からなので,部屋はまだ用意できていませんでしたが,荷物を置いて登山開始!(ゆる登山ですが) グリンデルヴァルトには駅が3つあります。Grindelwald:町の中央駅Grindelwald Terminal:アイガーエクスプレスの発着駅Grindelwald Grund:登山鉄道のスイッチバック駅Grindelwald Terminal駅はターミナルとありますが,終点でないのでちょっと紛らわしいですね。2020年に開通したアイガーエクスプレスはターミナル駅が起点です。グリンデルヴァルトからだとインターラーケン方面に一駅戻る形になるんです。ターミナル駅には広い駐車場があるようで,ここに置いて山に登ってからホテルに向かったほうが効率的かと思いました。しかし,ホテルの駐車場が狭いらしい。満車になったらほかの駐車場に止めるようにという案内が来たので,先にホテルの駐車場に向かうことにしました。連泊で駐車しているのは1台だけでした。駐車台数は全部で5~6台。グリンデルヴァルト駅。大陸ヨーロッパあるあるで,改札はありません。12:17発,ターミナル駅経由のインターラーケン東駅行きに1区間だけ乗ります。到着後,地下道を通ってロープウェイの駅に急ぎ,ゴンドラに乗り込みました。ゴンドラは小さいのでここで満席だとやばいと思い,ほかの人に先駆けて早足で移動(だからこの間の写真がありません)。ロープウェイだから,ゴンドラは次々と来ました。慌てる必要なかった。。。アイガーグレッチャー駅で登山鉄道に乗り換えました。ここも急いだので写真がありません。満席でぎりぎり座れました。夏は座席予約料金が追加でかかるのですが,座席そのものを指定するわけではないので,少しもやもやします。途中駅で停車すると,乗客が降り出しました。駅のホームから進むとガラス越しに氷河が見えました。イシュメール氷河この駅の名はアイスメーアといい,まさに手前に見えるとおり「氷の海」のようです。ユングフラウヨッホ駅に到着。速攻で乗り継いだので予約した電車よりも1本前でした。途中検札があったけど,とくに何も言われませんでした。指定した時刻でなくても大丈夫のようです。時間がない場合,急げば30分早く着きますよ!まずは,日本の郵便ポストが出迎えてくれました。このポスト有名ですね。エレベーターで上がってスフィンクス展望台へ。こんなところに鳥がいました!キバシガラス(Alpine chough),つまり黄色い嘴のカラスです。標高高くても鳥が生息しているんですね。後ろに見えるのは,アレッチ氷河(世界遺産)です。 メンヒ(4,110m)雲一つない天候に恵まれました。翌朝を予備日にしておりましたが,この日は快晴でした。Wikipedia(日本語版)ではメンヒの標高が4,107mとなってますが,最近3m伸びたようです。富士山の標高も今年変わったというニュースがありましたが,わずか5cm。誤差の範囲と言ってもよいかも。3mも違うのはどうしてでしょう?スフィンクス展望台からオーバーラント三山の位置関係はこのようになっています。この地図はスイス連邦地理局(Swisstopo)のサイトで無料で見れます。行く前に見ておくことをおすすめします(自分は帰ってきてから見た)。スフィンクス展望台は標高3,571mです。Kirchhofer - High Timeはこの展望台にある時計屋さんです(買いませんが)。トップ・オブ・ヨーロッパ(Top of Europe)。今までの人生で到達した最高地点です。これまでは剱岳山頂の2,999mが最高。ガチ登山は若い頃に剱岳に登った1回しかありません。剱岳に比べると,いとも簡単に登って来れました。今後,スフィンクス展望台の標高を上回ることはあるでしょうか。十分に堪能しエレベーターを降りると,外に出れそうなので少し歩きました。アレッチ氷河スノーファンかなり遠くまで歩いている人がいます。上に掛かっている線はジップラインです。とっても楽しそう。でも中高年なのでやめておきました。再び戻り,さまざまな展示のあるアルパイン・センセーションという通路を通って行きました。ジオラマのスノードームが楽しいですね。雪原に出れるプラトーです。3,475mでスフィンクス展望台よりちょっと低いです。下から見たスフィンクス展望台です。ユングフラウ(4,158m)スイスの国旗で写真を撮るのが定番のようです。順番待ちの人が多くて諦めました。この日の昼間の気温は5.5℃。午前零時からの最低気温は3.5℃でした。服装も迷いましたが,長袖シャツに羽織りもの1枚で十分で,セーターは持ってきたけど着ませんでした(結果論です)。お昼ご飯食べていないのでお腹空いてきました。カフェテリア(Self Service Restaurant)に入りました。タッチパネルで注文する方式。日本語表示もできます。コーラなどは1本6.1フラン(1,150円)。山だから仕方ないけどドリンクは持参した水で我慢しました。Brötchen1.8フラン Gulaschsuppe 8.5フランこれがいちばん安かった。グラーシュスープとパンで10.3フラン(1,950円)。とりあえず夕食までつなぎとして二人で分け合って食べました。ちょっとわびしかった。。。帰りの登山電車でチョコもらいました。トップ・オブ・ヨーロッパでカーペンターズの曲を思い出しました。♬I'm on the top of the world・・・♬最高の気分で,二人で登山電車代約9万円払った価値はありました