今年の春のある日


夕方仕事からバイクで帰宅した息子が


「あーちゃん(我が家の子供たちは私の母をこう呼ぶ)来たの?」


と私に聞いた


「来てないよ、なんで?」


と聞き返すと


「今帰ってくる時にう◯こ漏らしそうな笑い泣き歩き方したあーちゃんらしい人影を見かけた」

 

と言うので母のGPSを確認すると


私の家と実家の間の街道あたりにいると


示している


あわててガーン家を出てGPSの示す場所に


かけつけると本当に母がいる


実家には父がいるはずなのに


父からは母がいなくなったと連絡は


なかった


歩行器も押さずにヨタヨタと歩いている


後ろからなるべく優しく


「どうしたの?」


と声をかけた


すると母は


「家の中に知らないおじさんがいるからあんたになんとかしてもらおうと思って行こうと思ったけど途中で自分でなんとかしようと思って戻るところショボーン


と言う


父に電話してみると


父は母が出て行ったことに


気づいてなかった


この日をきっかけにこの後1週間ほど


母は父を認識できなくなり


怖がって逃げ出そうとするようになった


この時はまだ少し話すと落ち着いて


脱走することはなかった


何日かすると


父が知らない人に見える現象は


なくなった様子チュー


これで終わったのかと思っていた


2ヶ月ほど平和だったが


5月末に突然母が外に出るようになった


父が引き止めると興奮気味に


「ここは私の家じゃない」と言う


父のことも知らない人だと言うポーン


ある時は母の中では


父と結婚していないと言う


「じゃあ私は誰?」


と聞くと


「娘」


と答える


「じゃあ私の父親は?」


と聞くと


「◯◯(父の苗字)」


と答える


私が父を指差して


「うん、この人◯◯」


と言うと


「え!?この人◯◯なの!?」


と驚く笑


納得すれば落ち着くのかと


ゆっくりと言い聞かせてみるが


すぐ忘れてまた脱走する


今度は収まることなく


ほぼ毎日夕方になると


母は不穏になり脱走を繰り返すえーん


父と就寝後も脱走するので


父も困り果てていた


急いでネットで家の内側からかける


鍵を買った


すぐに取り付けて父に


夜はなるべく内側から


カギをかけるように言った


すると母は私に電話をしてきて


「監禁された」と興奮している


この状態が2週間続いたので


3ヶ月に一度になっていた


神経内科の予約をとった


看護学生の長女が


介護者を休ませるために


レスパイト入院というのがあるから


受診するなら聞いてみたらと言うので


診察の時に医師に聞いてみた


でも診察の日に限って


母は穏やかで「入院」というワードに


拒否反応を示したガーン


医師もレスパイトはできるけど


入院すると強い薬を使うので


それを了承してもらえれば預かれると言う


印象としてはあまりウェルカムではない


まあ面倒な患者が増えるだけだから


理解はできるグラサン


とりあえずこのまま在宅を続ける方向で


精神を安定させる漢方薬と


夜眠れるように睡眠導入剤を処方された


これで落ち着けばいいけど


薬の効果を確認してみて


1週間後再診になった


答えはまた次回口笛