
久しぶりにパンを焼いた。
サルタナとカランツのパン。(全粒粉を25%加えた生地)
結果からいうと、自分でも驚くほどにおいしいパンだった。
パンをちぎる時に、外はパリっと感があるのに、中身は
しっとりとしてやわらかく、ちぎりきる最後の最後まで、
生地が手をつないで離さないみたいな感じだった。
ブラウンシュガーと、天然塩を加えてあるので、コクの
ある味でもあった。
思いたったときにすぐにパンが作れるように年が明けてすぐに
ドライイーストを買ってみた。
今回はそのドライイーストを使用した。
(自家製酵母はチョットのあいだ作るのをお休みしている。)
パン作りは私のリラクシングタイム。
12月のはじめから家族や友だちが入れ替わりに遊びに
来てくれていた。自分の時間に浸ってはいられないので、
以前のように頻繁にはパンを焼かなかった。
今週の始め、最後のハウスゲストが南島に向かっていった。
実をいうとは、2週間ちょっと前にもこのドライイーストを使って
パンを焼いてみた。その時はドライイーストを使うのが初めて
だったので、どのくらい加えたらよいものかわからず、
インターネットで分量を調べながら作ってみた。
その日はとても暑い日だったこともあって、驚くほど短時間で
生地が膨らんだ。部屋中にイーストの匂いがたちこめて、
どんなパンができるのだろうか、とワクワクした。
ちょうどlupoのお兄さん家族が遊びに来ていた時だったので、
できたパンはあっというまに売り切れた。
(そんなわけでブログの記事にできなかった。。。)
そのパンの感想はというと、みんなからはおいしいと言ってもらえた
けど、私的には、ん~いまいち。
パンをかじった時にイーストの匂いがツンとする。嫌いではないけど、
いい気もしなかった。
よく膨らんで良いけど、ドライイーストは強すぎるな。。。と思った。
ならば、イーストの分量を少なくして作ってみようと思いたった。
はじめから材料をまぜてこねるやり方ではなく、普段私が、
自家製酵母を使うときと同じ、まずは元種を作るやり方で作った。
2グラムほどのドライイーストと、全粒粉とモルト5グラムほどと
分量のぬるま湯半分ほどをまぜて、しばらくの間、(イーストが
元気に活動するまで)放っておく。・・・コレが元種になる。
あとは、この元種と、残りの分量をまぜて、こねる。
ドライイーストの量は半分なのに立派にパンが焼きあがった。
ツンとくる匂いもない。
どんな料理にもひと手間は大切なのだなぁと感じた。