とはいえ
りんちゃんは
見た目がまさにシンガプーラ
被毛が短いから
冬は寒いに違いない
最近
私を見ても逃げなくなったりんちゃん
ちゅーるのおかわりをする事もある
せめてご飯ぐらい
たくさん食べていってね
外のカメラを新しくしてから
外の子たちの様子を
リアルタイムで確認出来る様になった
１ヶ月近く前のこと
朝 携帯で外の様子を見ながら
歯を磨いていた時
かよちゃんがご飯を食べに来た
するとその直後
かよちゃんの背後から忍び寄る
飼い猫ボアちゃん
歯ブラシを放り出し
慌てて外に飛び出した
それ以来
また誰かが襲われはしまいか
ご飯が無くて
帰ってしまった子はいないか
そんなことばかりが気に掛かり
今では
携帯で外の様子を見張るのが
すっかり習慣になってしまいました
襲われる頻度が高い
かよちゃんが来た時は
すかさずご飯を持って外に出て行き
食べ終わるのを横で待ち 見送る
これって
保護する前のサスケと
同じパターンじゃないのか
最近のかよちゃんは
置いてあるご飯は食べず
出てくる私を待つ事が多くなった
だから
お尻が冷たくない様に
マットをひとつ買い足した
手をかけ過ぎれば
私がいない時に困るのは猫たちだ
例えば私が帰省した時
主人や子供たちには
私と同じ様なお世話は出来ないと思うから
ご飯を置くだけの
関わり過ぎない接し方に
徹するべきなのか
それとも
出来る時には
出来る限り手を掛けてもいいのか
悩む
そうは言っても
待っている姿を見てしまったら
雨の日 私の帰りを待つかよちゃん
知らぬふりなど出来るはずもなく
悩める日々は
これからも続きそうです
相変わらず
玄関前のネットワークカメラは
ボアちゃんだけを人と認識しています
夏の間ずっと
我が家の駐車場で暮らして
かよちゃんたちに
ケンカを売りまくっていたのに
最近は
来る回数がめっきり減りました
寒くなれば
帰るおうちと
待っていてくれる家族がいるんだもん
ボアちゃんは幸せだと思う
でも
ボアちゃんにもきっと
辛い過去があるに違いない
なぜなら
おばあさんとその娘さん宅の猫たちは
それぞれみんな
辛い過去を乗り越えてきた子たちだから
ボアちゃんが
どういういきさつで
おばあさんの娘さん宅に来たのか
ずっと気になっていたので
くろちゃんが
また毎日来る様になったことを
おばあさんにお知らせした時に
聞いてみました
６年前
仕事帰りの
おばあさんの娘さんの車の前に
一匹の猫が飛び出して来た
ひいてしまったかと
慌てて車を降り見に行くと
幸い怪我は無かったものの
ガリガリに痩せた猫が逃げもせず
娘さんの顔を見て
にゃーと鳴いたのだそうです
娘さんは
猫を放っておけず
家に連れて帰り
翌日
おばあさんが病院に連れて行くと
その猫さんは
妊娠している事が判明
その時
おばあさんと娘さんは
その妊婦猫さんを
お腹にいる赤ちゃんともども
お世話をして行こうと決めたそうです
その猫さんは
かぐらちゃんと名付けられ
無事に出産
うちにも時々やって来くる
この方でございます
ガリガリだったとは思えません
そして生まれた
４匹の仔猫
そのうちの１匹が
ボアちゃんはお父さん似なのかな…
ボアちゃんなのだそうです
ってことは
ボアちゃんは
生まれた時から
愛情いっぱいに育てられ
わがままだってしたい放題
甘やかされて大きくなった猫
ってことだ
多少のことは
目をつぶってあげなくちゃって
思ってたのに
でも
苦労なんて
しない方がいいに決まってる
幸せな猫で良かったよ
ボアちゃん