前回
餌やりさんのお引越しで
置いて行かれてしまう
ベロちゃんという猫のことを書きました

地域猫活動のお仲間
Tさんが仕事帰りに見つけた時のベロちゃん
(6月半ば頃)

下矢印



先週火曜日のベロちゃん
(7月18日)
下矢印


見違える様に
きれいになりましたキラキラ
病院にも行けて
元気にしています音譜

ベロちゃんのことと
ここまで元気になれた経緯を
書きたいと思います

ベロちゃんを見つけた場所まで
Tさんとふたり
自転車で50分近くかけて
様子を見に行った日
(6月21日)

ご飯をあげているSさんという
70歳くらいの男性
そして
ご近所さんからお話しを伺うことが
出来ました

ベロちゃんが住む地域は
私の住む市に隣接するM町という所

そのM町のボランティアさんが
増えた野良猫のTNRに入ったのが
10年前

その時
ベロちゃんは2ヶ月くらいの
仔猫だったそうです
近所の方が家に迎えてくださったそうですが
いたずらがひどく
トイレも覚えられず
鳴いてばかりで手に負えず
手術もせずに
外へ出されてしまったとか
(ベロちゃんは何度か出産したようです)

外でカラスに襲われ
口のあたりをつつかれた事が原因で
ずっと舌が出たままになってしまったと
ご近所さんから聞きました
それが
ベロちゃんと呼ばれるようになった
理由だそうですタラー

私とTさんは
その頃からずっと
Sさんがご飯をあげてきたのだと
思っていたのですが
聞けば
Sさんのお住まいは
練馬区の大泉学園
3年前から
ベロちゃんのいるM町で
製鉄所を営んでいらっしゃって
毎日1時間以上かけて
ご自宅から通っているのだそうです
だから
ベロちゃんとはまだ3年のお付き合いで
それまでは
Sさんの製鉄所のお向かいにある
クリーニング工場の方や
そのお隣の
油脂工場の方々が
ご飯をあげて来たそうです

Sさん
仕事を終え帰る時は
製鉄所の裏のドアを少し開けて
ベロちゃんが
夜は中で寝れる様に
イスには布を敷き
トイレも置いてくださっていて
可愛がっている様子がうかがえました

ご事情があって
製鉄所を畳むことになり
6月いっぱいでお引越し
ベロちゃんのことは
また他の工場の人たちに頼むしかないと
考えておられたのです

ベロちゃんが
急に痩せ始めて
よだれがひどくなり
毛がボロボロになったのは
今年の4月頃から
触らせてくれないから
どうにも出来なかったということでした

Tさんと私は
ベロちゃんを何とか一度だけでも
病院に連れて行きたかった

けれど
捕獲出来たとして
病院への搬送や
その後ベロちゃんをどうしたらいいのか
私たちではどうにもならず
ボランティアさんにご連絡

とりあえず
地元のボランティアさんに連絡するので
その日は引き上げるようにと言われました

ボランティアさんのお考えは
主導的に動くのは
餌やりさんと
地元のボランティアさんで
私たちは
捕獲のお手伝いなど
出来る事を協力するという形が望ましい

ということでした

その後
殆どおひとりで動いていらっしゃる
M町のボランティアさんは
ベロちゃんの存在は知ってはいても
仔猫の保護などでお忙しく
全く手が回っていなかったということが
わかりました

そんなこともあり

ご飯をあげに行って欲しいとか
保護して病院へ連れて行って欲しいとか
こちらから
地元のボランティアさんに
お願いすることは出来ないないので
気になるなら個人で動く
それしかないです

それが
ボランティアさんからのラインでした

悩む
Tさんと私

そんな時 事態は動きました

実は
相談に乗ってくださっている
ボランティアさんがおふたりいるのですが
もうひとりのボランティアさん(男性)が
ベロちゃんの様子を見かねて
6月24日の夜
捕獲器をしかけに行ってくださり
ベロちゃんを捕獲してくださいました

翌日
ボランティアさんとTさんが
ベロちゃんを病院へ
ベロちゃん白血病が陽性でした

ボランティアさん同士の考え方に違いがあり
大変なこともありましたが

餌やりSさんのお引越しが
8月末に延期になったこともあり
ベロちゃんを置いていく事が
どういうことなのか
よく考えていただき
出来れば連れて行ってくれる様に
まずは説得をする

その間
Tさんがご自宅で
ベロちゃんのお世話を
してくださる事になりました

シャンプーもしてもらい
徐々に元気をとりもどし
2回目の受診の際に抜歯をし
よだれもだいぶ減りました

Tさんと私は
みなしごさんにお願いすることも
考えていましたが

一度は
元気になったベロちゃんを
Sさんに見てもらおうと
ボランティアさんの車で
ケージごとSさんの工場へ運びご対面

Sさんは再会を喜んでくださり
ご自宅で飼えないにしても
ご自宅から近い
ねこけんさんに相談するなどして
置いていくことはしないと
約束してくださいました

それでもやはり
ベロちゃんのことが心配で

Tさんが先週火曜日
様子を見に行かれて
その時の様子を写真を添えて
教えてくれました
下矢印


今回は

ベロちゃんを見つけたのは
自分だからと
Tさんが頑張ってくださいました
私は
ご飯などをお届けするくらいしか
出来きませんでしたが

ベロちゃんは
もうあの場所に置いてきぼりになることは
なくなりました

今年11歳になるベロちゃん
これからは
穏やかな日々を送っていけそうです

ベロちゃんのことは
とりあえず一件落着したのですが


うちの子たちはといえば
5匹とも
まだ良くなりませんタラータラー

かよちゃんは5月から
先住4匹は6月から

いつになったら前の様に
ちゃんと毛が生えそろうのかタラー

サスケは
病院に行った際
脱毛箇所の毛をとり
真菌かどうかの
検査をしていただきました
結果は陰性

でも
たまたま菌のいない毛だった可能性もあり
結果は100%ではないらしいのです

今は先生の指示で
全員が
抗生剤を服用中
(茶々は薬を飲まないのでお注射)

それでダメなら
前回と違う抗真菌薬を
飲むことになっていますが

心配と不安は
小さくなるどころか
大きくなるばかり

朝は4時前には目が覚めているので
起きて
コロコロとモップがけと消毒を始める

次亜塩素酸水もあっという間になくなり
3ヶ月ですでに
12リットルを使い切りました

毎日の様子を見逃すまいと
薄毛や脱毛の箇所を
穴が開くほど見てしまう

治してあげたい
でも治らない
微妙に薄毛の範囲が
広がっている様にも思えて

泣きたくなるくらい辛くなる

そして
そんな弱い自分が
情けなくてまた落ち込む
そんなことの繰り返し

真菌は
飼い主の努力なくしては治らない

猫たちのために
頑張らねば