長毛でゴージャスで綺麗な猫さん
そんな印象だった
２年前 うちの庭に来た時に撮影
このボアちゃん
猫にも人にも動じない
非常に気の強い猫さんです
野良ちゃんを威嚇したり
追いかけているのを
何度も目撃
今は亡き我が家のくろちゃんも
お外猫だった時
よく襲われていたっけ
飼い猫でありながら
この辺りのボス的存在
無敵のボアちゃん
実は
TNRの時などにお世話になっている
まるちゃんのおばあさんの
娘さんのお宅の猫さん
なのです
まさかこのボアちゃんに
これ程悩まされる事になるなんて
つい１週間前までは
思ってもいませんでした
うちの玄関前に
ご飯を置き始めたのは
ちょうど２年前
現在 ７匹の猫たちが
代わる代わるご飯を食べに来ている
毎日必ず来る子
数日おきに来る子
夜しか来ない子
色々です
食べに来る猫同士
多少のケンカはあるものの
大きなトラブルもなく過ごしてきた
来る子達みんなが
お腹いっぱい食べれる様に
カメラで確認しながら
毎日ご飯を置いています
誰が何時ごろに来るのか
どの方向から現れて
どこをどう通って帰って行くのか
そして
みんなのご飯の好みも知っている
だから
いつもと少しでも様子が違うと
心配でならないのです
今
みんなのことが心配でならない事態に
陥っています
その始まりは
先週土曜日(6/25)のことだった
毎朝５時前には
玄関前で待っているかよちゃんが
その日はいなかった
心配にはなったが
遅れて来るのだろうと
パウチとカリカリのお茶碗を置き
家に入る
何度もドア開け確認するも
１時間を経過しても現れず
いつもならそろそろ来ているはずの
クロちゃんまでもが現れない
おかしい
そう思っていたところへ
毎日駐車場を通ってやって来る
こたろうが
いつもとは違う方向から
フェンスを乗り越えてやって来た
私がいると食べ始めないので
急いで家に入る
結局 その日の朝
ご飯を食べに来たのは
こたろう と
こたろうが残したご飯を食べに来た
ボアちゃんだけだった
6/26(日曜日)
朝6時過ぎ
駐車場の車の横にいるクロちゃん発見
いつもなら
ご飯までまっしぐらのクロちゃんが
動かない
『ご飯あるよ』と声をかけた
しかし
庭の方へ入って行ったまま
ご飯は食べずにどこかへ
かよちゃん こたろう リンちゃんも
現れず
6/27(月曜日)
朝４時過ぎ 猫の唸り声
ドアを開けると
ボアちゃんとかよちゃんが睨み合っていた
私が近寄ると
ボアちゃんだけが逃げて行った
２日ぶりのかよちゃんにご飯をあげると
どこかで待っていたのか
クロちゃん こたろうが
順番にやって来た
リンちゃん現れず
夕方６時 仕事から戻ると
ボアちゃんが車の下で寝ていた
その姿を見て 確信した
みんなは来ないのではなく
ボアちゃんが怖くて
来れないのだ
朝と夕方に毎日来ていたかよちゃん
１日に3回も来ていたクロちゃん
最近よく来る様になったリンちゃん
この子たちは
駐車場までは来ているというのに
いつもボアちゃんが車の下にいるから
ご飯の場所に行けないに違いない
6/28(火曜日)
朝５時 玄関のドアを開ける
みんなの通り道に寝ている
ボアちゃんがいた
これじゃ通れるはずがない
私が近寄ると
ボアちゃんはゆっくり
お隣の車の下へ
この日は
１日誰も現れず
ボアちゃん 朝と夕方は
うちの駐車場で過ごしているか
6/29(水曜日)
朝５時 車の下を覗くと
やはりボアちゃんはいた
６時
ボアちゃんの隙をついて
クロちゃんが庭に入ってきた
ご飯のお茶碗を見せて
駐車場とは反対側にクロちゃんを誘導し
お茶碗を置くと
お腹が空いていたのか
すごい勢いで食べてくれた
その後 こたろうも完食
駐車場の方へと帰っていく
何か言いたげな表情のこたろう
かよちゃん リンちゃん
現れず
この日 休みで家にいたため
何度も駐車場を確認した
その結果
ショッキングな事実が判明
ボアちゃんがいるのは
朝と夕方だけではなかった
時々 置いてあるカリカリを食べながら
車の下で１日中過ごしていたのだ
もう
完全に 居着いてる
食べたいのにご飯が食べられなくなった
かよちゃんたちを想ったら
何も手に付かなくなってしまった
涙も止まらない
6/30(木曜日)
ボアちゃんがいる駐車場の反対側で
昨日は
クロちゃんにご飯をあげる事に成功している
これからは
ご飯を置く場所を変えればいい
ほんの少し光が見えた様な気がして
朝５時
昨日の場所にご飯を置きに行って
思わず 崩れ落ちた
ボアちゃん
もう
黙ってはいられなかった
ボアちゃんには何の罪もない
でも
今のかよちゃんたちの状況だけは
知ってもらおう
出勤前
あちこち走り回ってもみんなには会えず
折れそうになる私の心の内も
わかって欲しかった
意を決して
仕事から帰宅後
まるちゃんのおばあさんに
電話をかけた
ボアちゃん
もう１週間も
全くおうちに帰っていませんでした
なぜ？
つづく