9月末から約1ヶ月間 
みーみは
カラーを着けた生活を送っていた

壁や家具にぶつかりながらも
自分の好きな場所まで移動し
トイレも頑張ってしていた


階段も
走っての昇り降りは出来なかったけれど
途中休む事なく
歩いて行ったり来たり出来ていたし

私が仕事から帰宅し
ただいまーって言うと
1番に2階から降りて来てくれた

ただ
ご飯だけは
ひとりでは食べられなかったので
カリカリは一粒ずつ
パウチはひと口ずつ
私の手から食べていた

カラーをしている間のみーみは
寝ていることは多かったけれど
食欲も何時もと変わらず
良く食べて
お水もよく飲んでいた


なのに

先週の土曜日病院で
抜糸とレントゲンを撮っていただき
カラーを外してもらい帰宅した夜から
急に食欲がなくなり
元気もなくなってしまった


階段の昇り降りも出来なくなり
2階へ行きたい時は
こんな風に
階段の下でうずくまっているので
抱っこで2階へ連れて行く


寝ている様子だけを見ていると
呼吸も苦しそうではなく
元気だった時と変わらなかったみーみ


けれど
5日ほど前から
食べ物を飲み込む時
少し飲み込み辛そうにする様になり
カリカリは食べられなくなった

パウチも
すり鉢でペースト状にすり潰すと
何とか飲み込めるけれど
食べれる量は日によって違い
食べれる日もあれば
鼻先に近づけても顔を背け
食べない日もある


今朝は
トイレがうまく出来なかった 
よろよろして
後脚をうまくトイレの中に入れられず
外に全部してしまった

もう
いつものトイレに
またいで入るのは難しいかもしれない

そこで
厚みのあるダンボールで
高さの低いトイレを作り
ペットシートを敷いて
トイレ砂を入れた


朝ご飯は全く食べず
せっかく飲んだお水も
吐いてしまったので


座布団とお布団を取り替え
みーみを別のお布団にのせるために
抱き上げると

またさらに軽くなっていた

食べてないのだから
仕方ないのだけれど
その軽さが
切なかった

仕事に行く前
お水やトイレをみーみの近くに置き
撫でていたら

茶々がやってきた
茶々は
よくみーみのそばにいてくれる





夜寝る時も
そばで寝る

茶々は本当に優しい子だと思う
そばに寄って行っては
みーみのしっぽを
軽くカプッと噛んでみたり
心配している茶々の気持ちが
すごく伝わってくる

ぴーちゃんも
時々2階から降りてきては
そーっとみーみの匂いを嗅いだりして
また2階へと戻って行く

みーみ
みんな心配しているよ
どうしてこんなに急に
元気がなくなってしまったの?

後脚が
しっかりしなくなってしまったのは
やはり転移のせいなのだろうか

明日
病院に行った方がいいのか
安静にしていた方がいいのか
迷う

治療法はないと言われても
食べなくなったみーみを
このままにしておくのは
心配すぎる

酸素室の手配も
しようと思っている

でも

私のしようとしている事は
みーみの苦しい時間を
ただ長引かせるだけなのだろうか…




みーみは
ぴったりとくっつかれるのが
大好きだから

みーみの顔に
私の顔をくっつけていると
ゴロゴロ言ってくれるのだけれど
そのゴロゴロが
途中からゼーゼーに変わる
苦しくなるといけないので
顔を離す


仕事帰り
駅から自転車を飛ばしながら
みーみの無事を祈る
玄関のドアを開け
いつもの様に
大きな声でただいまを言う

みーみが寝ている所へ行き
息をしてる事を確認しホッとする


そんな毎日


みーみ
仕事休めなくてごめんね

離れていても
心は
ずっとそばにいる

ずっとそばにいるからね