みにゃさん こんにちは
毎日よく降りますにゃ
雨
僕がこの家に来て８回目の梅雨です
庭の紫陽花もでっかくにゃりました
月日の経つのは
早いものです
今日は僕の話を少し
聞いてください
もう15年も昔の事だそうですが
この家の庭に
よく来るようになった猫がいて
クロちゃんとは真逆のタイプの
それはそれは人懐っこい猫だったそうです
ゴミ置き場で食べ物を探したり
ちょうちょを捕まえて
食べているところを目撃
したお母さん
したお母さんご近所さんと相談して
避妊手術はしたけれど
心配で外へ戻す事が出来ず
みーゆと名付けて
家族として迎える事に
しかし ８年前
突然体調を崩し入院
お母さんが様子を見に行くと
おうちに帰れると思うのか
何とか立ち上がりよろよろと歩いて
ケージから出ようとしたそうです
入院から５日目
容態が急変して亡くなってしまい
仕事で間に合わなかったお母さんは
それからずっと自分を責めて
来る日も来る日も泣いていた
そんなお母さんを心配したお父さんが
ペットショップで僕を見つけ
この家に連れてきた
それが僕がこの家の子になった
いきさつ
ちびちびだった僕は
すごく大事にしてもらって
皆んなの愛情をひとりじめ
あの頃は
幸せだったにゃ〜
今が
不幸なワケじゃにゃい
ただ 猫が
ひとり またひとりと増えるたび
我慢する事も
ひとつ またひとつと増えていった
８年の間に僕は
色んな出来事も見てきた
ぴーちゃんが家族の仲間入り
ぴーちゃん脱走事件
クロちゃん庭に現る
クロちゃん捕獲大作戦
クロちゃんの闘病
クロちゃん虹の橋を渡る🌈
茶々が家族の仲間入り
僕はいつだってお母さんの味方
泣いてるお母さんは見たくにゃい
だけどね お母さん
僕はお母さんが思ってる程
優等生なんかじゃにゃいんだ
きっとお母さんも気づいていたから
僕がぴーちゃんをいじめても
ご飯食べさせてってわがまま言っても
どんなに忙しい時でも
僕をぎゅっと抱きしめくれたんだよね
だから僕も頑張れた
お母さんの愛は
あの頃と少しも変わらないって思えたから
だけど
僕にも言いたい事はある
調子に乗り過ぎの茶々のおもり
写真に撮れないくらいの速さで
追いかけてくる茶々
疲れます
そして
うちに来てからすぐに
肺炎になったり病気がちだった
ぴーちゃん
僕がぴーちゃんに牙を向けた事で
二階にこもりっきり
甘噛み出来ない僕も悪いです
でも甘やかし過ぎじゃないですか
僕だって
ずっとお母さんの傍がいい
僕のささやかな反抗
それは
お母さんが出してくれた朝ご飯を食べない事
そう
ハンストです
心配なお母さんは
遅刻するー
もー間に合わなーい
と言いながらも
僕にご飯を手からひと口ずつ
食べさせてくれます
これが
嬉しいんだにゃ
ただ
お母さんが見ている時にやらないと
通りすがりの茶々に
僕の朝ご飯を食べられちゃうという
かなりリスキーな反抗ではある
みにゃさん
今日は僕の話を聞いてくれて
ありがとうございにゃした
おかげで
僕の心が少し軽くにゃりました
ついでに体重も
軽くならにゃいかな〜