10月になりました。前に述べた通り、一時帰国まで1か月。日本では何を食べようか、とうずうずしているいつもどおりの私ですが、結構また同じものを食べて満足しそうです。焼き魚、丼もの、豚しゃぶ、お好み焼き、ラーメン、などなど…… 温泉旅行もとりあえず一泊ですが計画しています。うまくいくといいな。久々に日本の友人と会えるのもすごく楽しみです。少しずつカミングアウトを続けているので。
そしてもうひとつ。米大統領選も1か月に迫りました。前にも述べたように私はかなり悲観的な見方をしています。また4年トランプになった場合、米国の民主主義に与える影響は甚大ですが、世界的にも一気に危険な時代になりそうです。民主主義国家にとっては、の注釈付きですが。
トランプ2期目の場合の米国内の政策について、ダブルマイノリティ(有色人種のLGBTQ)の私には厳しいことになることを以前述べましたが、今回の投稿はトランプの外交・対外政策について、そしてそれが日本にどう影響するかについての私の懸念です。ご存じのとおりトランプは「米国第一主義」を標榜しているわけですが、その大きな柱は外国の紛争に関わらないこと。それっていいことなんじゃない、などと思う人もいるかもしれませんが、それはかなり近視眼的な見方です。
米国の紛争地域への影響が善というわけではありませんが、米国が退いてしまうとそれまで抑えられていた他の勢力が一気にそこで勢力を伸ばします。具体的には欧州でのロシア、アジア・太平洋地域での中国、中東でのイランですね。世界が民主主義国と強権主義国の二つにブロック化しつつある現在、民主主義の恩恵を受けている欧州各国と(日本を含む)東アジア・オセアニアの先進国はそれぞれロシア、中国の拡張主義の前に苦しい立場に立たされることになるでしょう。
つまりトランプが勝利した場合、ロシアと中国はそれぞれ欧州、西太平洋での軍事行動のタガが一気にはずれる可能性が高いということです。信じられないかもしれませんが、トランプ政権になった場合は(日本が攻撃を受けた場合の)日米安保の発動もあてにしないほうがいいでしょう。米国の台湾防衛も疑問です。もちろんロシアはウクライナの占領を恒久化することになると思います。閣外の専門家である米軍高官が条約・合意の順守、同盟国防衛の重要性についてトランプを説得できれば別ですが。トランプは閣僚全てを忠実なイエスマンで揃えるでしょうから閣僚が異論をはさむことは極めて少なくなると思います。正にプーチンや金正雲の政権と同じです。
自前の軍事力で自国を守れない国を米国が守って何の得になるのか、というのがトランプの「米国第一主義」の基本。ずばり、「同盟国軽視」ですね。民主主義等大義なんて全く無価値、無関心。損得勘定だけで事案を評価し任期中4年間米国さえ攻撃されなければあとはどうなろうと関係ない、という考え方です。つまるところ世界は軍事力がものをいう20世紀前半以前のような状態に逆戻りする可能性がある、というのが私の最大の懸念です。
最近の世論調査では全くどちらになるかわからない結果がでています。トランプが僅差で負けた場合、負けた接戦州の選挙結果を認めず、違法投票、選挙違反があったと主張するのは確実です。ですのでその場合は結果確定が長引くことになるでしょう。確定しても負けた場合は全く根拠無しに(SNS上の偽ニュースと噂だけで)不正があったと徹底して主張するのがトランプ流ですので。
日本滞在中は選挙結果に愕然としているか、あるいはやきもきしているかのどちらかですが、食べ物と友人との時間はしっかり楽しみます。