一時帰国中は母の自宅に滞在するのですが、目の良く見えない母の自宅のテレビの契約は最低限。ちょっととつけてみましたが「地デジ」なるもの数局があるだけ。でも数局もあったら十分?幼少時代、私が地方都市に住んでいたころはVHF局しか視聴できず、選択肢は4つだけでした。NHK、NHK教育、民放系2つ――日テレ系とTBS系だったのかな?

 

首都圏に引っ越してきた時(70年代後半)はVHFだけでもNHK2局に加えて日テレ、TBS、フジ、テレ朝、テレビ東京と民放5局。さすが都会、すごい!と感動した覚えがあります。(住んでいたところは都心から電車で1時間近くかかる田舎?でしたが) ところが80年代後半に移り住んだ米国ではもうCATVが普及していました。当時首都圏でVHF、UHFを合わせてもせいぜい10局程度だった日本と比べてチャンネル数は文字通り桁違い。軽く100以上。うわ、日本も数年でこうなるんだろうか、それとも規制がかかっているからなかなか動きが取れないのかな、などと思いをめぐらしたものです。

 

つまりその時点でもう米国ではテレビは電波を介して視聴するものではなくなりつつあったということですね。そして90年代にはCATVの同軸ケーブルに加えて光ファイバー、衛星配信などインフラの選択肢が増えますが100以上のチャンネルを提供する、というサービス内容に変化はありませんでした。むしろユーザー側に大きな影響があったのは録画サービスの普及。これによって好きな番組を時間のある時に視る、という今では当たり前のことが手軽に(テープに録画などせずとも)可能になります。

 

インターネットが90年代末に出現してから米国の大手通信業者はインターネット、TV,電話のサービスをパッケージにして売り出しました。これによって全てをカバーできない通信業者はかなり淘汰され、ほとんどのユーザーにとって選択肢は3-5社程度と寡占化が進みます。

 

2010年あたりからはネットの帯域が十分になったこともあり、皆さんお馴染みのNetflix、 Hulu、 Amazon Primeといった動画配信サービスが急速に発展し始めます。うちはコロナ禍ころまでは普通に大手のネット、TV、電話パッケージを契約していました。でも、視聴する番組のほとんどが動画配信サービスのものになったこともあり、3年程前に、遂に……TV放送の契約を解除してしまいました。TVを切り捨て携帯を別会社に移すと今までの通信会社とはネットのみの契約になり、コストは大幅減。でも慣れ親しんだ地上波、いわゆるネットワーク系のチャンネル(NBC、ABC、CBS、Foxなど)はこれで視聴不可能に。

 

もちろんアンテナを設置すれば視れますが、その必要があったら最初から契約解除なんてしていません。動画配信サービスにはPrimeやNetflixのようなドラマ系だけではなく地上波ネットワーク系チャンネル、ニュースやスポーツを配信するサービスなど多種多様なものがあるので必要ならばそれを購入すればOK。うちみたいな世帯が増えると通信業者の寡占状態はまた崩れていくかもしれませんね。

 

というわけで今やネットの動画配信サービスに完全依存の我が家ですが、一つ残念なことがあります。それは動画配信サービス系ドラマのシーズン当たりのエピソード数が少ないこと、そしてシーズン間隔が長いこと。以前はシーズンって年ごとでシーズン当たり20話から26話なんて普通だったのに、今やシーズン当たり6話から12話が普通?(特に英国系ドラマは少ない?)シーズン間隔も場合によっては1年どころか2年も空いたりして。

 

日本の動画配信系ドラマもそうなんでしょうか?前シーズンのストーリーなんかまるきり忘れてしまったころに新シーズンのリリース。新シーズン視る前にまず前シーズンのおさらいしなきゃ、というのが普通になりつつあります。二度視させるのが狙いかも?
 

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