今回は日本の政治について感じていることのお話しです。例によって私の勝手な意見です。
皇室典範「改正」案が衆院で可決されました。徹底的に「男系男子」を追求する内容の法制化に失望しています。私としては女性皇族が婚姻後も皇族として活動できるようにすること(この点については含まれましたが)、そして日本に古来からあった女性天皇を認めることが最重要だと思ってましたので。皇位継承についてですが、皆さん旧宮家の男系祖先がいつ頃天皇家から分岐したかご存じですか?14世紀、南北朝のころだそうです。そんなに昔、それほど父系共通祖先の世代が遠い人物を21世紀の現天皇家のご家族より優先するなんて。男性であるというだけで。
女性天皇は数は圧倒的に少ないものの歴史上実在しているので「伝統」を理由にはできないはず。というか女性を皇位継承対象から外すという明治に制定された法がもし「伝統」であるならばそれは改善すべき悪しき「伝統」だと私は思っています。日本古来の女性天皇を否定した大日本帝国の悪法をここで断ち切れないのは残念です。
もし旧宮家の男子が皇位継承なんてことになったら――清和源氏が天皇家から分岐したのは10世紀なので、16世紀の戦国時代に足利義昭や武田信玄(足利氏、武田氏ともにかなりの確度で父系が清和源氏とされています) が皇位継承するくらいとんでもなく「血筋」がかけ離れた話になるのでは?いずれにしてもそこまで男系にこだわるのなら少なくとも現天皇家の男性皇族とY染色体が確実に一致していることを確認するのが先のような気もします。6世紀半近い歴史があると記録からもみ消された「間違い」もあり得るので。
そして話は変わりますが、もうひとつ私がひっかかっているのが副首都構想。二重行政の解消、災害時の首都機能のバックアップという意義はわかるのですが、維新の目指すところはそれより「大阪府」という名称を「大阪都」に変更するのが主目的のような。なんかそれじゃ東京にコンプレックス丸出しのようですが、名称が「大阪府」のままでも全然OKなのかな?そもそも「府」は京都府だけで十分、大阪県にしてしまえ、なんてだれかが言い出したら副首都の機能、制度面の話はそっちのけで維新が猛反発しそうなんですが、どうでしょう。
私は「県」出身ですが、東京以外の都道府県の名称を「都」にするのはかなり抵抗があります。「都」は日本に一つで十分。機能面でのバックアップや行政面の改善は大いに議論すべきだと思いますが、名称変更に関しては「都」「府」「県」という名称で上下関係があると思っているようなふしがうかがえて支持できません。東京と同じ「格」になるという地域エゴ高揚が目的ならば見苦しいです。「府」でも「県」でも関係なく大阪の発展を目指してほしいです。