SRSから1年半経ちました。患部に関してはここ数か月変わりはありません。腫れもひいているので、少なくとも外見はもうこれで落ち着いたということだと思います。ダイレーションのたびに鏡で見る(見ざるを得ない)のですが、だいぶその景色にも慣れてきました。もうこれが当たり前。いろいろありますがSRSができて本当によかった。
1周年となった4月からダイレーションは週1-2回でもいいことになっていますが、当初はそれでも1日1回をめざしていました。でもこのところ週4回くらいに減っています。やっぱり負担。頻度が減ると所定の深さまで達するのに時間が長くかかるようなので、もっと減らしたいのですが難しいところです。最大サイズのオレンジだと以前の深さまで到達しなくなってきたのでN病院に問い合わせたのですが、1つサイズの小さいグリーンで到達してれば大丈夫、深さは維持できてますよ、とのこと。というわけでここ数週間は時々グリーンも交えています。参考までに過去の投稿のリンクです。ダイレーターの写真付きです。
10月下旬になりましたが、SRSでお世話になったN病院に初めて連絡をとった2023年初頭、与えられた初診日は2025年10月28日でした。電話をして初診日が3年近くも先と伝えられた時のショックはこちらをお読みいただければと思います。
もしあのままだったらちょうど待ちに待った初診日の頃なんだ… でも(その後の投稿で述べたように)実際は最初のコンタクトから4か月半で初診、初診から10か月で手術、今は術後1年半。とにかくあんなに待たされなくてよかった。術後の外性器に慣れてしまった今となっては3年近く待ってやっと初診日、手術自体はまだ1年以上先なんて状況は信じられません。到底待てなかった。感慨深いです。
当時はトランプ政権になると確定していたわけではありませんでしたが、私の手術日がトランプ再選前でよかった。今でもN 病院では成人への手術は続けられていますが、いつ停止になるかわからない政権下で手術日を待つのは精神的に厳しいものがあると思います。私のHRTのジェンクリは18歳未満の患者へのHRT等の治療の停止に追い込まれました。リベラルな州のLGBTQサポーティブな病院なのに。性別違和に苦しむ子供たちが絶望しないよう祈るばかりです。
米国はトランスにとっては生きづらい国になってしまいました。日本が追従しませんように。日本では今年に入ってSNSなどの誤情報、誤解を招く記事・投稿等で外国人排斥機運が大いに煽り立てられた経緯がありますが、同様の手法で今まで以上に激しい反トランスの嵐が吹き荒れる可能性は今後十分あると危惧しています。「自分たちが政治から無視されている」と感じて現状に不満をもつ民衆に対して移民・外国人、LGBTQなどのマイノリティを(政府はマイノリティばかり優遇して税金を投入しているとのデマで)「敵」(=スケープゴート)に仕立て上げ、マイノリティ排斥運動を扇動するのは世界中で大成功している極右ポピュリズム政党の常套手段ですので。
私のHRTの方は相変わらず変化なし。1日2㎎のエストラジオール錠剤を4回服用していますが、1日4回というのはずぼらな私にはちょっと向いてないかも。時々忘れて3回になります。効果の方も気が付いたことはありません。男性化してるわけじゃない(と思う)ので良しとしなければなりませんが、薄毛と貧乳に関してはもうこれが限界かな、歳だし、とちょっと寂しい思いをしています。
話は変わりますが、いよいよ来月また一時帰国。日本のおいしいものが頭に浮かんでうきうきしています。こちらにおいしいものがないわけじゃないんですが、コスパを考えるとかなり限られてしまいますので。米国が日本より充実しているように思えるのは中南米、中近東・北アフリカあたりの料理かな。でも最近(と言っても私の「最近」はここ10年くらいのことですが)はそういった地域の料理店が日本でも増えてきてるんでしょうか? とにかく日本では日本のおいしいものーー焼き魚とかお刺身など海鮮もの、しゃぶしゃぶ、丼物、ラーメン、お好み焼き、居酒屋定番アイテム… 韓国系、インド系も日本のほうがコスパ断然--に狙いを定めています。

